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2015年度 第2回 ORセミナー 『技術者に有用なゲーム理論の基礎-経営戦略への応用』 |
セミナーの概要 |
昨年のORセミナー「技術者のためのゲーム理論の基礎」は,大変なご好評を頂きました.前回のアンケートで東京以外の開催を希望する声がありましたので,今回は第2弾として,経営戦略に焦点を当てたゲーム理論のセミナーを関西で開催します.
昨年度のノーベル経済学賞を受賞したJean Tiroleが切り開いた産業組織論(Industrial
Organization)と呼ばれる分野は,特許・研究開発競争・投資競争・価格競争など企業の競争をゲーム理論のモデルを用いて分析し,新しい経営戦略論に応用され注目されています.
これらの理論の骨子は,簡単な数理モデルで表されるためOR実務家やエンジニアには学びやすく,マーケティング,サプライチェーン,財の取引などのシステム構築に対しても良いアイディアを提供するため,興味も持ちやすいものです.しかし日本の多くの理・工学部には,これらの講義はほとんどなく勉強のきっかけが掴めないのが現状です.
本セミナーでは,簡単な1次関数や2次関数のモデル等でこれらの基礎を学び,さらにこのモデル分析の結果をビジネスに活用する考え方について学びます. |
日 時 |
2015年12月5日(土) 9:50~17:00
(9:15開場) |
会 場 |
大阪大学中之島センター 講義室507 (大阪市北区中之島
4-3-53 )
https://www.onc.osaka-u.ac.jp/index.php |
申込締切 |
2015年12月1日(火)に延長しました。
お申込みをお待ちしております。 |
主 催 |
OR学会関西支部, 「ORにおけるゲーム理論」研究部会 |
コーディネータ
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渡辺隆裕(首都大学東京) 連絡先:hp2◎nabenavi.net |
プログラム |
9:50 ~ 9:55 開会挨拶 (OR学会関西支部)
9:55 ~ 10:00 セミナーの概要 (渡辺)
10:00 ~ 11:30,12:30 ~ 13:00 (2時間)
渡辺隆裕( 首都大学東京)
「初歩から学ぶクールノー競争とベルトラン競争」
まず,ゲーム理論の経営戦略への位置づけを簡単に述べ,次に簡単な線形モデルのクールノー競争とベルトラン競争のモデルを学びます.さらにコストダウンの効果や市場拡大の効果にこれらのモデルを応用し,理解を深めます.
13:15 ~ 15:15 (2時間)
三道弘明 (大阪大学)
「ゲーム理論で解く2社間の競合戦略(価格,広告,品揃えなど)」
経営戦略への応用が大きいホテリングモデルを,簡単な線形モデルで学び,価格競争・製品の多様化戦略・参入戦略などへの応用を知る.具体的には,価格競争が起こる理由,品揃えに大きな差が出る大手スーパーと地元スーパーの戦い,広告(あるいはチラシ)と価格の戦略,通常の店舗小売りの市場にネット通販が参入して影響などを例にする.
15:25 ~ 16:25 (1時間)
松林伸生 (慶応義塾大学)
「ビジネスへのゲーム理論の活用」
ゲーム理論によるモデル分析の結果を実際のビジネスに活用する上での考え方,注意すべき点について,例を用いながら議論する.またマーケティング,ITビジネス,サプライチェーンなどの分野における意思決定の際にゲーム理論が与える示唆についても可能な範囲で触れる.
16:25 ~ 16:45 (20分) 質疑応答とまとめ (渡辺) |
参加費(税込)
(テキスト代込み) |
正・賛助会員(協賛学会員を含む)5,000円,学生会員1,000円,学生非会員1,500円,非会員20,000円
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セミナー参加特典 |
*正会員でない賛助会員および非会員は,入会金無料で入会でき,
2015年度、2016年度の年会費は免除されます.
この特典利用希望の場合は、セミナー参加申込みメールにその旨書き添え、
別途以下のURLより、入会申込み手続きをしてください。
http://www.orsj.or.jp/whatisor/admission.html
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申込先 |
OR学会事務局 (E-mail: jimukyoku@orsj.or.jp)
お名前,ご所属先,正会員/賛助会員/協賛学会員/学生会員/学生非会員/非会員の別,
お支払い予定日を記載してメールにてお申込み下さい.
(当日現金によるお支払いも可能ですが、テキスト準備の都合上、事前のお申込みは必須です。)
ご所属先宛の請求書が必要な場合,その旨をお書き下さい. |
振込先 |
みずほ銀行根津支店(店番号235)普通1530801
口座名:公益社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会 |
協賛学会
(正会員と
参加費同額) |
日本経営工学会(JIMA), 日本品質管理学会(JSQC),
日本信頼性学会(REAJ), 研究・技術計画学会(JSSPRM), 日本設備管理学会(SOPE-J),
プロジェクトマネジメント学会(SPM)
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2015年度 第1回 ORセミナー 『 統計分析の基本 - データを用いて意思決定する方法を学ぼう
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開催趣旨 |
いまや流行り言葉になっている「ビッグデータ」.OR
は,定量的な情報から意思決定をすることに強みがあるはずです.理論研究と実務への適用の両面を目指しているOR
学会としても,データを目の前にしたときにひるむことなく,立ち向かえる人を増やしたいと考えています.今回,統計の専門家お二人をお招きし,データを目の前にしたとき,統計分析の観点ではどう対象を捉えて,どう分析しているのか,いくつかの実際の例を交えてご解説いただきます. |
日 時 |
2015 年5 月30 日(土)10:25~18:00
(9:45 開場) |
会 場 |
政策研究大学院大学 (講義室,5 階)〒106-0032
東京都港区六本木7 丁目22-1
アクセス http://www.grips.ac.jp/about/access
都営大江戸線・東京メトロ日比谷線「六本木」駅または東京メトロ千代田線「乃木坂」駅より徒歩 |
コーディネータ
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黒木裕介 (OR 学会研究普及委員) |
プログラム |
10:25-10:30
開会挨拶 コーディネータ
10:30-11:25, 11:40-12:30, 13:40-14:30
「解析例で見る確率的モデリングのプロセス」
野村俊一氏 (東京工業大学大学院情報理工学研究科)
確率的モデリングとは,ランダムさを持つ現象に対して,観測されるデータから,それが生み出される確率的構造を定式化することである.本セミナーでは,保険と地震のデータ解析を題材として,データの要約・視覚化からモデルの定式化,モデルパラメータの推定および検定,モデル選択に至る一連のプロセスを解析例に沿って解説する.
14:45-15:40, 15:55-16:45, 17:00-17:50
「因果分析と要因探索のための多変量解析法」
渡辺美智子氏 (慶応義塾大学大学院健康マネジメント研究科)
統計的問題解決とは,ターゲットとなる目的指標を明確化し,統計モデルを使って,その変動を予測し制御することである.そこでは,目的指標の変動を説明する要因の探索と因果分析をより現象に即して適切に行うことが必要になる.本セミナーでは,そのための多変量解析の基本的な手法として,重回帰分析・主成分分析・主成分回帰の手法を身近な例題で解説する.
17:50-18:00
閉会挨拶・アンケート記入 コーディネータ |
参加費(税込)
(テキスト代込み) |
正・賛助会員 (協賛学会員を含む)5,000
円,学生会員1,000 円,学生非会員1,500円,非会員20,000 円
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申込 |
定員になりましたので、締め切りました. |
協賛学会
(正会員と
参加費同額) |
日本経営工学会(JIMA), 日本品質管理学会(JSQC),
日本信頼性学会(REAJ), 研究・技術計画学会(JSSPRM), 日本設備管理学会(SOPE-J),
プロジェクトマネジメント学会(SPM)
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第2回
ORセミナー開催予定
日程:2021/01/23(土)
場所:東京ガス本社ビル
2階大会議室(予定)
テーマ:「地理情報システム入門」
=中止=
COVID-19による感染拡大のため
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= 会場開催についてのお知らせ=
「新型コロナウイルス感染予防のため、以下について、予め御了承いただけますよう、よろしくお願い 申し上げます。」
● 新型コロナウイルス感染拡大の状況によっては、イベントの開催を中止させていただく場合がございます。
ご来場前に必ず当該イベントのホームページにて開催の有無をご確認下さ い。
●参加者の皆様へのお願い
・発熱、強い倦怠感等の症状がある方は御来場を御遠慮下さい。
・感染予防のため、スタッフはマスクを着用している場合があることを御了承下さい。
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