社団法人 日本オペレーションズ・リサーチ学会
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2010年度 研究部会・グループの部会報告
(*は常設研究部会,#は研究グループ)
  1. 意思決定法
  2. 統合オペレーション
  3. 評価のOR
  4. 待ち行列
  5. 価値の創造とOR
  6. サプライチェーンストラテジー
  7. 食料・農業・環境とOR
  8. 画期における最適化
  9. ゲーム理論と市場設計
  10. 計算と最適化の新展開
  1. サービスサイエンス
  2. 実践的データマイニング
  3. 数理モデルとその応用
  4. ソフトコンピューティングと最適化
  5. 不確実性下の意思決定モデリング
  6. ファイナンス理論の展開
  7. OR横断若手の会
  8. 政治と社会と行政のOR
  9. 防衛と安全
  10. #不確実環境下での柔構造最適化モデリング
意思決定法
第14回
日時 平成23年1月25日(火) 18:30~20:30
出席者 8名
場所 国士舘大学 世田谷キャンパス世田谷校舎 7号館1階 7102教室
テーマと講師 「業務・家庭部門における省エネ行動選択支援への階層分析法の応用」
上野 剛(電力中央研究所)
AHPを用いて,住宅及び業務ビルを対象に,省エネによるメリット(節約額やCO2削減量),デメリット(利便性や快適性の低下,省エネ行動の手間)等を総合的に考慮して省エネ行動選択を行うための支援ツールを開発した.
「AHPの誤差モデルによる等単位尺度構成に向けた検討」
神田太樹(西武文理大学)
問題解決型合意形成モデルであるAHPを問題解決型感性分析モデルとして感性工学等で有効に適用することを目的に,AHPより得る評価尺度に単位がないという欠点を補う等単位尺度構成に関する検討について報告した.
●意思決定法、サービスサイエンス●(合同)
日時 平成22年11月25日(木) 18:00~20:30
出席者 14名
場所 名城大学 名城大学名駅サテライト
テーマと講師 (1)「医療サービスの現状と今後の課題」
酒井順哉(名城大学)
概 要:患者が病院に期待する「安心・納得」を実践するため,病院では接遇対応とともにEBM(根拠に基づく医療)に裏付けられる安全で効率的な医療を目指すようになった.先駆的病院では,電子カルテシステムの導入において,患者とモノ(医薬品・医療材料など)と情報を紐づけるバーコード管理が導入され,病院経営や医療安全に役立っている.
(2) 「支配型AHPによる行政サービスの定量的評価」
佐藤祐司(三重中京大学)
概 要:行政サービスの定量的な評価に支配型AHP を適用し,新しい公共のあり方に関する理論研究と,行政サービスのスリム化に関する実証研究を比較分析した.その結果,公共の目指すべき姿として,両者がいずれも「公・私」の2元的構造から「公・共・私」の3極的構造を目指す必要があることを示唆していることが示された.
(3)「JST・社会技術研究開発事業の公募について」
田地宏一(名古屋大学)
概 要:JSTの社会技術開発センター(RISTEX)で今年度より公募が開始された「問題解決型サービス科学研究開発プログラム」について,公募の概要 や内容,今年度の採択状況および採択されたプロジェクトなどを説明した.そのあと,このプログラムおよび公募における問題点について議論した.
(4)「Minor ANPの定義と意思決定法の分類」
尾崎都司正(名古屋学院大学)
概 要:本発表は,ANPには3つの意思決定の仕方があることを述べた.欠損値をもつ正方の代替案行列とその逆行列をベースにした評価行列で超行列を構成すると,主固有ベクトルは欠損値を見いだすものとなることを示した.主固有ベクトルが得られる場合を完全合意,得られる場合を談判決裂と分類した.また,非正方行列の場合に,最小固有値の固有ベクトルよって,部分合意を明らかにした.
●意思決定法・食料・農業・環境とOR●(合同)
日時 平成22年9月25日(土)14:00~17:00
出席者 12名
場所 九州大学大学院農学研究院農業経営学研究室・農学部1号館6階602号室
テーマと講師 (1)「ISAHPとJSAHPの経緯と今後のAHP関連の研究動向」
木下栄蔵(名城大学)
概 要:AHPに関する国際学会ISAHPと国内の研究者を中心としたJSAHPの開催経緯と今後の展開,および効用理論と支配型AHPの関係に関する話題が報告された.
(2)「公共再編論の実証的検証」
佐藤祐司(三重中京大学)
概 要:新しい公共のあり方に関する理論研究と,行政サービスのスリム化に関する実証研究を比較分析し,公共の目指すべき姿として,両者がいずれも「公・私」の2元的構造から「公・共・私」の3極的構造を目指す必要があることを示唆していることが示された.
第11回
日時 7月21日(水) 18:30~20:00
出席者 5名
場所 国士舘大学 世田谷キャンパス世田谷校舎 7号館1階 7102教室
テーマと講師 (1)「AHPの一対比較表に含まれる一巡三角形の個数とその整合性について」
飯田洋市(諏訪東京理科大学)
概 要:AHPの一対比較行列に含まれる一巡三角形の個数とその整合性について,行列サイズ毎の数値例を基にした報告がなされた.また,一対比較の結果を明確にするための一対比較行列の表記法,及びそれによる不整合の原因と思われる一対比較値の探求法に関する解説があった.さらに,これらの研究成果と固有ベクトル法によるランキングとの関連性などの今後の研究課題について報告があった.
(2)「参照ベクトルを用いた平均ウェイト算法」
小澤正典(慶應義塾大学)
概 要:本発表では,まずAHPにおける木下らの提案した一斉法の収束に関する報告がなされた.これについては,すでに収束については関谷らが証明されているが,今回はその収束が2次収束することが示された.また,この一斉法の考えをベクトルの平均の考え方に利用し,それを拡張して演算を繰り返し行いその収束点をその平均とする方法も提案された.この方法によるベクトルの平均法には,いくつかの種類を作成することができ,それらの例を示して議論がなされた.その結果,今後さらにその方法の性質を調べることが重要であるとの認識が示された.
●意思決定法、サービスサイエンス●(合同)
日時 平成22年5月27日(木) 18:30~20:30
出席者 14名
場所 名城大学 名城大学名駅サテライト
テーマと講師 「超一対比較法の提案と支配代替案法」
大屋隆生(国士舘大学)
概 要:支配代替案法,多重支配代替案法の評価過程で表われる一対比較を1つの一対比較行列として表現した超一対比較行列を提案した.さらに,個々の一対比較行列に対して幾何平均法によりウエイトを算出し支配代替案法を適用した結果と,超一対比較行列に対して対数最小自乗法により得られる結果が一致することを示した.
「支配型AHPと一斉法の発展経緯」
杉浦 伸(名城大学)
概 要:本発表では,支配型AHPと一斉法の発展経緯について述べ,さらに杉浦・木下による評価値一斉法について説明した.支配代替案の変化や追加情報によって評価基準の重みにずれが発生した場合にそのずれを修正し,整合的な結果を導く手法が重み一斉法であることを数値例により解説し,さらに評価値一斉法について解説した.
「サービスサイエンスの今後の動向」
木下栄蔵(名城大学)
概 要:サービスサイエンスは誕生から10年弱経過したが,その定義とパラダイムはまだ確立していない。木下は,サービスサイエンスの定義とパラダイムさらにその分類について提案している。また,現在進行中のネットワーク社会の枠組み内でのサービスサイエンスの位置付けと次の資本主義社会の出口戦略としてのサービスサイエンスの考え方を提案している。
「コールセンターの待ち行列モデル」
高木英明(筑波大学)
概 要:コールセンターにおけるコールの受付・処理にオペレータが対応するシステムを,複数サーバをもつ待ち行列でモデル化し,Markov過程として解析する方法を示した.オペレータ数,コールの到着率,待合わせ放棄率,1件当たりの平均処理時間が与えられるとき,オペレータの稼働率,コールの待つ確率と平均待ち時間等が計算できる.合わせて,この分野の研究動向が紹介された.
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統合オペレーション
第2回
日時 10月8日(金)18:00~20:00
出席者 17名
場所 学士会館309号室
テーマと講師 「スマートグリッドの展開-再生可能エネルギー導入と集中&分散のエネマネジメント」
荻本和彦(東京大学生産技術研究所エネルギー工学連携研究センター特任教授)
概 要:低炭素社会実現のため、電力システムの将来の需給の姿を見据え、太陽光発電や風力発電の、季節や時刻による規則的な変動に加え、天候の変化に基づく不規則な変動という発電特性を踏まえ、需給バランス制御の困難化など様々な課題を解決する必要がある。
再生可能エネルギーの導入を支える技術として注目されているスマートグリッドがどのような課題を、どのように解決し、今後どう展開するのかについて、議論を行なった。
第1回
日時 5月25日(火) 18:00~20:00
出席者 12名
場所 学士会館本館(神田)310号室 
テーマと講師 「超長期の人事経営シミュレーション」
秋元正博(㈱構造計画研究所 執行役員経営人事ソリューション室長)
概 要:従来、日本の企業組織は、右肩上がりの経済環境の中、序列・横並びを重視した中央統制型システム下で成長を続けてきた。一方、予測可能性の低い現代において、企業組織はそのような線形的システムではなく、様々なステークホルダーとの誘因-貢献の微妙なバランスの上に成り立っている動的循環(システム)と考える必要がある。本研究会では、講師の提案する新しい人事システムに関して議論された。
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評価のOR
第41回
日時 平成23年1月22日(土) 13:30~16:00
出席者 15名
場所 政策研究大学院大学 4階4A会議室
テーマと講師 (1)「Measuring Demand, Capacity and Profitability Efficiency Change using a Network DEA Approach: Applications to the Airline and Semiconductor Manufacturing Industries」
Andrew L. Johnson (Texas A&M University, USA)
This study proposes a two-dimensional efficiency decomposition of profitability for a production process to account for the demand effect in productivity measure. A empirical study using data from 1995 to 2000 for the semiconductor manufacturing industry was presented.
(2)「国立大学法人・研究開発法人の研究面効率性」
平野博紀(政策研究大学院大学)
概 要:科学技術政策において大きな役割を占める国立大学法人および研究開発法人について、SBMモデルを用いた効率性の測定およびMalmquist生産性指数による生産性の測定結果が報告された。特許件数などの出力項目に関する議論がなされた。
第40回
日時 平成22年11月20日(土) 13:30~16:00
出席者 10名
場所 政策研究大学院大学 4階4A会議室
テーマと講師
(1)「Performance Assessment of Philippine Administrative Divisions by Means of Data Envelopment Analysis」
Carmela Pato (Tokyo Institute of Technology)
The performance of regions in the Philippines is evaluated by DEA, taking into account economic output, education,etc. The results of the analysis and the selection of input/output were discussed.
(2)「ファセット・ベースDEAアルゴリズム」
天達洋文(成蹊大学)
生産可能領域を包むファセットの情報を利用するDEAについての提案がなされた。Xpress-MPを用いて計算したところ、例えば2入力2出力で5,000個のDMUのファセットすべてが列挙できた。ファセットに関する基本的な考え方についてなど活発な討議がなされた。
第39回
日時 10月16日(土) 13:30~16:00
出席者 10名
場所 政策研究大学院大学 4階4A会議室
テーマと講師 (1)「条件付き請求権の評価と最適化」
後藤順哉(中央大学)
概 要:オプションなどの条件付き請求権の価値評価において資産価格を離散時間&離散状態モデルで表せば線形計画法が利用できることや解の許容集合を緩和した問題(たとえば「絶対に損をしない」という条件を緩めて「損をするかも知れない」解まで許容すること)、コヒレントなリスク尺度などが報告された。DEAでも許容集合の緩和に関する議論があるとのコメントやコヒレント尺度の尤もらしさに関する議論などがあった。
(2)「参照ベクトルを用いた平均ウェイト算法」
小澤正典(慶應義塾大学)
概 要:平均の持つべき性質の紹介があり、それらの性質の持つm個のベクトルU0=(u1,u2,…,um)の平均の様々な求め方が示された。特に、U0を初期値としてUi+1=Ui*F(P,Ui)なる漸化式を用いてその収束先を平均とする方法が提案された。その際に、Pの取り方により重心としたりANPにおける一斉法の解としたりすることができることが示された。初期値に依存しない漸化式も数多く存在するが、報告された収束値は初期値U0に依存するが故に平均として使えることや、平均の性質を満たすF(P,Ui)が常に縮小写像になっているかどうかなどが議論された。
第38回
日時 6月19日(土) 13:30~16:30
出席者 14名
場所 政策研究大学院大学 4階4B会議室
テーマと講師 (1)「一票の限界格差にもとづいた選挙制度の分析」
堀田敬介(文教大学)
概 要:衆議院の小選挙区制における「一票の格差」(2009年選挙時2.31倍)についての一連の定量分析の結果が紹介された。法的な制約を始めとする現行制度の不備な点,格差が広がる要因の解明などについて最適化の観点から言及され、格差を是正するための選挙制度設計などについて討論がなされた.
(2)「評価とカント」
渡辺嘉二郎(法政大学)
概 要:「カントがつかんだ、落ちるリンゴ―観測と理解―」(渡辺著)を基に、カントの哲学について概説された。感性=人間の計測能力(計測器は機械的感性)、悟性=人間の知識処理の能力(コンピュータは機械的悟性)というように客観理解の知識構造を現代流に整理され、カントの知識構造モデルについて紹介された後、意見交換がなされた。
第37回
日時 4月24日(土) 13:30~16:10
出席者 16名
場所 政策研究大学院大学 4階4A会議室
テーマと講師 (1)「Fisherの判別理論を越えて」
新村秀一(成蹊大学)
概 要:判別分析では、Fisherの前提を満たすデータは少なく、また誤分類数や判別係数の信頼区間が研究されていなかった。4種の実データから100個のBootsrap標本を作製し100重交差検証法を行い13900個の判別モデルを検証することで、MNM基準による線形判別関数が誤分類確率で他判別法より格段に良いことや、判別係数のBootstrap95%信頼区間がモデル選択に有用である等の説明があった
(2)「Network DEA and Efficiency」
S.M. Mirdehghan (Tarbiat Moallem University)
概 要:A network DEA approach was proposed for evaluating the efficiency of DMUs, focusing on the free link value case.Several theorems and the purpose of the
study were discussed.
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待ち行列
第225回
日時 平成23年2月19日(土) 14:00~17:00
出席者 32名
場所 京都大学 東京オフィス 品川インターシティA棟27階
テーマと講師
(*は講演者)
(1)「待ち行列ネットワークにおける到着・処理時間分布の確率順序と漸近特性」
加藤憲一 (東京工業大学)
本講演では, 直列型を含む簡単なマルコフ型待ち行列ネットワークモデルに対し, 到着および処理時間分布の確率順序関係が, 定常系内客数分布の減衰率などの漸近特性に与える影響について考察がなされた.
(2)「相互作用する多粒子の確率モデルを利用した新しい待ち行列モデルの提案」
有田親史 (九州大学)
本講演では, 非対称単純排他過程(ASEP)に「新しい境界条件」を課すことで,排除体積効果を盛り込んだ待ち行列モデルが提案された. さらに, その安定条件と定常分布の構成法について説明がなされた.
第224回
日時 平成22年12月18日(土) 14:00~17:00
出席者 23名
場所 東京工業大学 西8号館(W)809号室
テーマと講師
(*は講演者)
(1)「Self-Optimization versus Overall-Optimization in Managing Processor-Sharing Queues」
Chia-Li Wang (National Dong Hwa University, Taiwan)
本講演では, サービス享受による「報酬」と遅延による「コスト」で構成される効用関数を用いて,プロセッサシェアリング待ち行列システムにおける「客」と「システム管理者」,それぞれの立場での最適な意思決定の違いが示され, その経済的な説明づけがなされた.
(2)「待ち行列モデルを用いたインタラクティブ通信におけるMedia-specific FECの有効性評価」
井家 敦 (神奈川工科大学)
本講演では, ボトルネックルータ内でのバッファ・オーバーフローによるパケット損失と,伝送中の雑音や電波干渉による損失を考慮した簡単な待ち行列モデルが提案され,インタラクティブ通信におけるMedia-specific FECの有効性について考察がなされた.
第223回
日時 11月20日(土) 14:00~17:00
出席者 24名
場所 京都大学 東京オフィス 品川インターシティA棟27階
テーマと講師
(*は講演者)

(1)「生産システムにおける基点在庫政策の解析」
中出康一(名古屋工業大学)
本講演では,まず, 先行需要情報をもつシステムにおいて,需要情報の到着から実際に製品を受け取るまでの時間の増加に伴って, 需要の到着率が下がる場合の最適基点在庫政策が議論された.次に,M^X/M/1型システムにおいて,要求した全ての製品が完成するまでの需要の待ち時間分布の解析が述べられた.
(2)「遅延制約のある待ち行列モデルにおける定常分布の漸近解析」
佐久間大 (東京理科大学)
本講演では,システムに到着する客に遅延制約があるM/M/s待ち行列モデルの
待ち時間分布に対して, 許容待ち時間の裾が軽く有界でないという仮定の下での漸近解析と,その結果得られた近似式に対する数値的な考察がなされた.
第222回
日時 10月16日(土) 14:00~17:00
出席者 32名
場所 京都大学 東京オフィス 品川インターシティA棟27階
テーマと講師
(*は講演者)
(1)「統一多変量計数過程に基づく報酬過程の過渡分布の数値解法」
*黄 嘉平, 住田 潮(筑波大学)
概 要:統一多変量計数過程に基づく報酬過程に対して,Laguerre変換法に基づく過渡分布の数値解法と,金融工学の価格付け問題への応用例が示された.
(2)「MMPP_2/M/1の厳密解」
*岡田和也, 紀一誠 (神奈川大学)
概 要:背後状態が2であるマルコフ変調ポアソン過程(MMPP)を入力とするMMPP_2/M/1待ち行列の定常系内客数分布に対して,スペクトル解析法による厳密解が示された.
(3)「再試行と棄却がある直列型待ち行列に対する陽解」
フン ドック トゥアン (京都大学)
概 要:再試行型M/M/1/1 → ・/M/1/1直列待ち行列に対して適当な仮定の下で陽解が導出され,コール・センター等への応用例が示された.
第221回
日時 7月17日(土) 14:00~17:00
出席者 30名
場所 東京工業大学 西8号館(W)8階809号室
テーマと講師 (1)「マルコフ型到着過程の統計的推定手法」
岡村寛之(広島大学)
概 要:マルコフ型到着過程は解析的な取り扱いが容易で, かつ非常に一般的トラヒックモデルであるため待ち行列解析などで広く用いられている. 本講演では,観測データからマルコフ型到着過程のパラメータを推定する手法に関する最近の研究動向を解説された.
(2)「点過程に対する擬似再生方程式とその極限定理」
三好直人(東京工業大学)
概 要:再生方程式の解の極限に関する再生定理は, 待ち行列などの確率モデル解析において非常に有用なツールである.本講演では, 通常の再生方程式を実数軸上の定常点過程の枠組に拡張した疑似再生方程式が導入され, その解に関する極限定理が紹介された.
第220回
日時 5月15日(土) 14:00~17:00
出席者 29名
場所 東京工業大学 西8号館(W)8階809号室
テーマと講師 (1)「情報通信におけるトラヒック制御」
吉野秀明 (NTT)
概 要:情報通信システムでは, 確率的に変動する通信需要に対して,ユーザからの品質要求を満たしつつ,システムリソースを効率的に割り当てるためのトラヒック制御が重要な役割を果たす.本発表では, そうしたトラヒック制御方式についての概観と性能評価の動向について解説がなされた.
(2)「DNSキャッシュの生存時間に関する性能評価」
藤本 衡(東京電機大学)
概 要:GoogleやTwitterに代表される近年のネットワークサービスでは,DNSでのキャッシュ保持時間(TTL)が極めて小さな値に設定されている.本発表では,そうしたTTL値の設定がユーザから見た応答時間に与える影響に対して,確率モデルによる性能評価が行われた.
第219回
日時 4月17日(土) 14:00~17:00
出席者 28名
場所 東京工業大学 西8号館W棟809号室
テーマと講師 (1)「トラヒックとエントロピー」
町原文明 (東京電機大学)
概 要:GI/GI/∞待ち行列における到着時間間隔やサービス時間の変動が定常系内客数の変動に与える影響について, 熱力学の第2法則や最大エントロピー定理に基づく視点から説明がなされた.
(2)「多次元反射型拡散過程の定常分布の漸近特性:結果と予想」
宮沢政清 (東京理科大学)
概 要:多次元反射型拡散過程の定常分布の裾漸近特性について,2次元の場合の既知の結果と3次元以上の場合の結果の予想とそのアプローチが紹介された.
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価値の創造とOR
●価値の創造とOR、不確実性下の意思決定モデリング●(合同)
日時 平成23年2月12日(土)12:00~14:15
出席者 26名
場所 関西学院大学大阪梅田キャンパス K.G. ハブスクエア大阪 10階 1005号室
テーマと講師 (1)「内示情報を用いた生産計画モデル」
上野信行(広島県立大学)
事前の内示情報とは異なる不確実な需要環境のもとで,納入未達率に関する確率制約と線形の生産制約を満足し,製造コストと在庫コストの合計の期待値を最小化する生産量を求める問題が分析された.非線形確率計画問題として定式化され,問題の凸性や最適解の探索方法,3つの未達率指標の関係が示された.
(2)「ニューロDP:次元の呪いの克服?」
大野勝久(愛知工業大学)
NDP(Neuro-Dynamic Programming)アルゴリズムSBMPIM(Simulation-Based
Modified Policy Iteration Method)とその改良アルゴリズムが提案された.4200万状態を持つ生産ラインの問題で,かんばん方式, 基点在庫方式, CONWIP, ハイブリッド方式, 拡張かんばん方式と比較され,有効であることが示された.
第15回
日時 平成23年2月5日(土) 16:00~17:30
出席者 7名
場所 琉球大学(千原キャンパス)農学部201教室
テーマと講師 (1)「沖縄県北部地区のサトウキビ収穫受託作業の実態調査と改善の提案」
伊藤雄規,向井沙紀,鹿内健志(琉球大学)
沖縄県北部のサトウキビ収穫の受託作業の現状を把握するためにサトウキビハーベスタにGPSを搭載することで毎日のハーベスタの稼働実態を記録した.記録データよりハーベスタの作業実態を詳細に調査し,実際の収穫作業,補助作業時間(後退,旋回,集荷袋着脱など)を区分し,圃場毎の作業能率を比較し受託作業計画に資する情報解析を行った.
(2)「環境配慮型マネジメントシステムにおける価値創成」
中島健一(神奈川大学), 小島貢利(名古屋工業大学)
概 要:持続可能社会にむけて,環境を配慮したマネジメントシステムが求められている.従来,製品寿命を終えると廃棄されていたモノに対し,それらの回収・修復・再生産により価値を創成させるためのシステムについて検討した.さらに閉ループ型生産システムのモデル化を行い,製品の品質課題も含めた最適政策について議論した.
第14回
日時 平成22年12月4日(土) 15:30~17:00
出席者 5名
場所 金沢学院大学サテライト教室
テーマと講師 (1)「環境要因を考慮した美術館の効率性評価」
桑原美香(福井県立大学経済学部)
本研究では,公立美術館運営の評価にあたり,非効率を招く制御不能な環境要因を考慮した効率値を計測することを試みた.具体的にはNetwork DEAモデルを用いて包括的・中長期的な運営効率性を測った上で,Tobitモデルを用いて人口や交流人口の多寡,産業構造や住民の特性などの環境要因を考慮して再度効率値を計測した.
(2)「保育サービスの供給効率性に関する実証分析」
塩津ゆりか(同志社大学ライフリスク研究センター)
本報告は,既存の認可保育サービスは効率的に運営できているのかという課題を取り上げた.保育の質指標を因子分析で構築し,効率性分析の2つの手法を使って非効率性の要因分析を行った.その結果,待機児童の多い地域では,保育の質を考慮しても公営保育所はコスト非効率性であり,その要因は,常勤保育士の過剰配置であることが明らかとなった.
第13回
日時 平成22年11月4日(木) 17:30~18:30
出席者 11名
場所 釧路公立大学本館第二会議室
テーマと講師

「事業定義の変革手法」
西村友幸(釧路公立大学経済学部)
曖昧模糊とした,あるいは現実にそぐわなくなった事業定義は変革されるべきである.そのためには,(1)問題の事業Xに名称を与える,(2)Xを包摂する上位概念Yを探し出す,(3)Xの同位概念をリストアップする,(4)Xに固有の種差Zを発見する,(5)上位概念Yと種差Zとを複合してXを定義する,という一連の手法が効果的である.

第12回
日時 平成22年10月22日(金) 17:00~18:30
出席者 5名
場所 福島大学:大学共同利用機関法人情報・システム研究機構(統計数理研究所)
テーマと講師 (1)「MDPsにおけるリスク評価とCVaRの拡張」
影山正幸(統計数理研究所)
MDPsの利得をCVaRで評価し,その最適方程式の導出過程が示された.また,ファジイ化した事前分布を用いた拡張型CVaRモデルが提案された.
(2)「環境問題における評価手法と均衡解探索」
奥原浩之(大阪大学大学院)
環境問題において,負荷の出力のみに着目した負担の決め方ではなく,取り巻く状況の入力も考慮した相互評価に基づく均衡解探索法が提案された.
第11回
日時 6月26日(土) 15:30~17:30
出席者 10名
場所 福島大学共生システム理工学類棟2階大会議室
テーマと講師 (1)「TVインフォマーシャル枠に対する番組コンテンツの割付問題に対する解決策」
杉浦 登 (株式会社大広)
概 要:当社は各TV局から買い付けたインフォマーシャル枠を各得意先に配分する業務を行っている.本報において,各得意先のニーズ,各TV局の制約を満たす配分方法の自動化に関して現状と解決策が述べられた.
(2)「過負荷の観光地駐車場における渋滞路上でのバス降車モデルの検討」
七島貴幸(福島大学大学院)
概要:パークアンドライド併用のバス駐車場付近における渋滞は,待ち時間が増長し,観光時間および旅客満足度を減少させる.渋滞解消のために,駐車容量,道路幅などの拡張は効果的であるが,地理,建設投資などの制限により困難な場合が多い.本報では,渋滞中に旅客がバスから降車し,徒歩で観光地へ移動するモデルの提案と検証結果が述べられた.
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画期における最適化
第5回
日時 平成23年2月22日(火) 15:00~17:30
出席者 14名
場所 京都大学 工学部10号館 情報1講義室
テーマと講師 (1)「剛性の組合せ論的特徴付け:Maxwell-Lamanの条件とその拡張」
谷川眞一(京都大学 数理解析研究所)
グラフの3次元一般剛性を多項式時間で決定的に判定する手法は未だ知られておらず,3次元一般剛性に対する良い組合せ論的特徴付けを与える問題は組合せ幾何学における重要な未解決問題の1つである.本講演では,2次元の一般剛性に対する有名なMaxwell-Lamanの条件と,その3次元への拡張についての講演者による新たな考察が紹介された.
(2)「ユネート論理回路の不確定性について」
西関隆夫(関西学院大学)
ユネート関数を計算する論理ゲートだけからなる組合せ論理回路(ユネート回路)に対し,回路Cに含まれるゲート数をサイズs,Cで1を出力するゲート数の最大値をエネルギーeと呼ぶ.本講演では,任意の対称ブール関数を計算するユネート回路について,エネルギーe,サイズs,深さに関する講演者らによる最近の結果が紹介された.
第4回
日時 平成22年12月 7日(火) 15:00~17:30
出席者 12名
場所 京都大学 工学部3号館西棟2F W2
テーマと講師

(1)「論理関数の乱化決定木計算量について」
天野一幸(群馬大学工学研究科情報工学専攻)
論理関数 f に対して,f を表現する決定木上の確率分布を,f に対する乱化決定木と呼ぶ.f の乱化決定木計算量とは,最悪の入力に対する,最良の分布上での,f の値を決定するのに必要な質問回数の期待値と定められる.本講演では,f を一回読み論理式に限定
した場合の計算量に関する,講演者による新たな結果が紹介された.
(2)「文法圧縮された文字列のランダムアクセス」
定兼邦彦(国立情報学研究所情報学プリンシプル研究系)
文法圧縮とは,文字列をそれを生成する文脈自由文法に置き換える圧縮法であり,Lempel-Ziv, Byte-pair encoding, Sequitor, Re-Pairなどの圧縮法を含む広い枠組みである.本講演では,文法圧縮された文字列のランダムアクセスおよび部分復元アルゴリズムについて,
講演者らによる新たな結果が紹介された.

第3回
日時 9月30日(木) 15:00~17:30
出席者 20名
場所 京都大学 工学部8号館 共同5講義室
テーマと講師 (1)「一般のコスト関数に対するハフマン木問題及び探索木問題」
藤原洋志(豊橋技術科学大学)
概 要:本講演では,探索木問題およびハフマン木問題の入力であるn個の非負重み列を関数列に一般化した両問題について,前者に対し動的計画法を用いてO(n^4)時間で解くアルゴリズムと,非減少な凸関数に制限した場合の改良,後者の近似困難性およびある制限下での多項式時間可解性など,講演者らによる結果が紹介された.
(2)「マイナーに閉じているグラフに関するセパレイター定理」
河原林健一(国立情報学研究所)
概 要:K_t-minorを含まない任意のグラフ(頂点数n)がO(t^(3/2)n^(1/2))サイズのセパレイターを持つことを証明した Alon, Seymour, Thomas(1990)は,そのサイズがベストではなくO(tn^(1/2))が最良であると予想していた.本講演では,本予想を肯定的に解決する講演者らの結果が紹介された.
第1回
日時 5月14日(金) 13:30~17:30
出席者 27名
場所 京都大学 工学部10号館 情報1講義室
テーマと講師 (1)「有限なフラクショナリティを持つ多品種流最大化問題」
平井広志(京都大学数理解析研究所)
多品種流問題において,フラクショナリティが有限となるための品種グラフHの条件に関して,これまでの予想を肯定的に証明し,さらにその条件を満たす場合の1/24-整数最大多品種流を求める多項式時間アルゴリズムを与えた,講演者の結果が紹介された.
(2) 「『グラフマイナーアルゴリズムの「短い」別証明--「Unique Linkage 定理』&『奇サイクルのパッキング』」
河原林健一(国立情報学研究所)
最大の点素もしくは辺素な奇サイクルを探す問題に対して,固定されたkに対して,k個の点素な奇サイクルがあるかどうか判定するアルゴリズムが紹介された.関連して,グラフマイナーアルゴリズムの正当性証明の大幅な改良に関する,講演者の結果が紹介された.
(3) 「The Power of Simple Tabulation-Based Hashing」
Mikkel Thorup(AT&T Labs-Research)
理論上優れたハッシュ関数は実用上,複雑になりすぎるものが多い.本発表では常に単純で性能の良いtabulation hashingが提案され,そのアルゴリズムの説明がされた.
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計算と最適化の新展開
第10回
日時 平成23年2月26日(土)14:00~16:50
出席者 22名
場所 中央大学後楽園キャンパス6402教室
テーマと講師 (1)「How to survive Real-World Projects as a Mathematician
(Lessons and experiences from 10 years of industry projects) 」
Thorsten Koch (Zuse Institute Berlin)
概 要:所属研究機関であるZIBにおける、様々な民間企業との共同プロジェクトの経験
を踏まえ、プロジェクトが成功するために必要な要因や、逆に、どのような点が障害になるのかといったことについて、様々な角度からの知見が紹介された。それに対して、プロジェクトのきっかけや失敗例などについて質問がなされた。
(2)「Parallel MIP solvers developed at ZIB: current state of the art」
品野勇治(Zuse Institute Berlin)
概 要:ZIBで開発されている無償のMIPソルバーSCIPの並列化の試みについて、先に手がけたCPLEXの並列化の試みと対比しながら、並列計算を制御する枠組みの工夫や、
どこに困難があるかについて、経験を踏まえた説明がなされた。また、最大7168コアを利用した、スパコンを用いた計算実験結果についても報告された。
第8回
日時 10月2日(土)14:00~16:30
出席者 26名
場所 中央大学後楽園キャンパス6410教室
テーマと講師 (1)「Integer programming, lattices, reduced bases」
Karen Aardal(Technische Universiteit Delft)
概 要:混合整数計画(MIP)に対し、整数格子点の構造を利用した変換法とそれを用いた解法について説明がなされた。具体的にナップサック問題に対して適用した場合について、利用しない方法と比べ、計算に現れる分枝木のノード数が減少する結果が紹介された。
(2)「Solving MIQCPs with SCIP」
Timo Berthold(Zuse Institute Berlin)
概 要:MIPを包含するクラスとしての制約整数計画(CIP)と、SCIPプロジェクトの紹介に続き、混合整数2次制約付き計画に対する取り組みについて、部品となる各方法の効果について実験結果が示された。最後に、混合整数非線形計画に対し、MIPを用いて変数の一部を固定する解法について報告がなされた。
第7回
日時 7月10日(土) 14:00~17:30 
出席者 29名
場所 中央大学後楽園キャンパス6418教室
テーマと講師
  1. 「密度比の推定と計算 ―smoothed analysis からのアプローチ」
    金森敬文 (名古屋大学)
    概 要:機械学習における重要な課題である密度比推定に対して、カーネル関数と最小2乗法を用いた学習アルゴリズムを提案し、その統計的、数値的性質について説明がなされた。特に、広いクラスの確率分布に対して条件数が小さな値に分布することから、他の方法と比べ優れた計算効率を示すことが報告された。
  2. 「大規模最短路問題に対するダイクストラ法の高速化」
    安井雄一郎 (中央大学)
    概 要:最短路問題のアルゴリズムとして有名なダイクストラ法の実装を取り上げ、バイナリ・ヒープの適用や、メモリ階層構造を考慮した汎用的な高速化について説明がなされ、実行性能、グラフ特性に対する安定性、メモリ要求量、並列実行などの観点から総合的に最も優れたソルバーの開発に成功したことが報告された。
・SCOPE@つくば -未来を担う若手研究者の集い2010-
日時 6月26日(土)、27日(日)
出席者 124名
場所 筑波キャンパス春日地区講堂
概要 過去最高の124名の参加者を集め、4件の特別講演や23件の一般講演を行いました。一般講演の中から、今年度の発表賞を以下の方々に授与いたしました。
最優秀発表賞
氏名 (所属) テーマ
前原貴憲
(東京大学)
誤差制御付き同時ブロック対角化法の半正定値計画問題への応用
優秀発表賞
氏名 (所属) テーマ
菴木嶺
(筑波大学)
都市内道路における日向経路と日陰経路
横谷大輔
(防衛大学校)
反復割当問題に対する問題縮小アプローチ
森山裕子
(中央大学)
ドミノポートレート問題
木村康宏
(筑波大学)
問題構造を用いたノード分割によるセンサー位置同定問題に対する半正定値緩和アルゴリズム
第6回
日時 3月27日(土) 14:00~17:30 
出席者 29名
場所 中央大学後楽園キャンパス6410教室
テーマと講師
  1. 「大規模データ処理と最適化」
    佐藤 仁(東京工業大学)
    概 要:大規模計算環境の現況紹介に続き、並列計算環境でのファイル複製配置問題を0-1整数計画として、また、仮想マシンの移動を最短経路問題として定式化し、それぞれ適用した例について報告がなされた。また、大規模データ処理の高速化技術分野に数理最適化の適用余地が大きいとの指摘がなされた。
  2. 「性能を保証する分散実行環境のためのコアロケーション手法」
    竹房あつ子 (産業技術総合研究所)
    概 要:複数の組織に散在する計算機資源を、複数の利用者にオンラインで割り当てていく問題が紹介され、0-1整数計画による方法が報告された。整数計画ソルバーやSATソルバーを用いた計算結果が示され、求解の即時性と解の質とのトレードオフについて議論がなされた。
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ゲーム理論と市場設計
第16回
日時 平成22年12月17日(金) 17:00~18:30
出席者 18名
場所 東京工業大学大岡山キャンパス西9号館6階607号室
テーマと講師 「Strategic Multi-store Opening under Financial Constraint」
松林伸生(慶應義塾大学理工学部管理工学科)
企業が出店する際の配置について報告があった.同質的な2企業が線分上に所与の資金制約のもとで複数の店舗を逐次的に出店するゲームが紹介された.このゲームの部分ゲーム完全均衡において、資金が十分多ければ各企業は線分を分割するように出店し、逆に資金が少なければ各企業は各店舗を同じ場所に出店することが示された.
第15回
日時 平成22年11月19日(金) 17:00~18:30
出席者 10名
場所 東京工業大学大岡山キャンパス西9号館6階607号室
テーマと講師 「Simple Games Beyond Weighted Majority Games」
Arkadii Slinko(University of Auckland)
単純ゲームについて包括的な報告があった.重み付多数決ゲームの拡張である雑重み付多数決ゲームの紹介および potentと呼ばれる,提携列のある種の組替えによる特徴付けが示された.また,単純ゲームの集合における階層構造としてpotentによるもの1つとプレイヤーの重みによるもの2つが紹介され,それぞれの特徴付けが示された.
第14回
日時 10月15日(金)17:00~18:30
出席者 21名
場所 東京工業大学大岡山キャンパス西9号館6階607号室
テーマと講師 「Impartial Welfare Orderings in Infinite Time Horizon」
坂井豊貴(横浜国立大学)
概 要:無限期間効用列の順序付けに対する公理的接近についての報告があった.効用列に対する順序が,full anonymity, weak Pareto efficiency, non-substitution,sup continuityと呼ばれる4つの公理を満たすことは,その順序が効用列の上極限と下極限についての連続な単調増加関数で表現されることと同値であることが示された.
第13回
日時 7月26日(月) 17:00~18:30
出席者 18名
場所 東京工業大学大岡山キャンパス西9号館6階607号室
テーマと講師 「Robust Virtual Implementation with Almost Complete Information」
国本 隆(McGill University)
概 要:報告では,まず情報完備な場合について,3人以上の主体がいる場合について,どのような社会選択関数もタイプ空間によらず頑健に,かつヴァーチャルに遂行可能なことが示された.また,ほとんど完備情報である状況を考え,そこでも同様の結果が成り立つことが報告された.
第12回
日時 7月16日(金) 17:00~19:00
出席者 26名
場所 東京工業大学大岡山キャンパス西9号館6階607号室
テーマと講師 「コア安定性の計算理論」
岡本吉央(東京工業大学)
概 要:無向グラフを入力値とした最小彩色ゲームのコア非空性判定問題は多項式時間可解ではないといったコア安定性に関する計算理論の結果が紹介され,理想グラフ上の最小彩色ゲームのコア安定性判定問題は多項式時間可解であることが示された.さらにコアの安定性以外についての計算理論での結果が示され,活発な議論が行なわれた.
第11回
日時 6月25日(金) 17:00~18:30
出席者 21名
場所 東京工業大学大岡山キャンパス西9号館6階607号室
テーマと講師 「Existence of a Pure Strategy Equilibrium in Markov Games with Strategic Complementarities for Finite Actions and States」
渡辺隆裕(首都大学東京)
概 要:戦略,状態,期間が有限のマルコフゲームにおけるマルコフ完全均衡の存在について報告があった.毎期の利得関数と遷移関数がある種の優モジュラー性と差の単調増加性を満たすとき,純粋戦略マルコフ完全均衡が存在することが示された.また,投資により需要を確率的に増加させる繰返しベルトランゲームへの応用が示された.
第10回
日時 4月17日(土) 16:00~17:30
出席者 16名
場所 東京工業大学大岡山キャンパス西9号館6階607号室
テーマと講師 「Congestion, Coordination and Matching」
Hannu Salonen(University of Turku)
概 要:マッチング相手および競合相手の人数によって選択肢に対する効用が決定するような2サイドマッチング問題について報告があった.
混雑を忌避する条件,およびその逆の条件がある場合それぞれについて,提案する各アルゴリズムによって純粋戦略ナッシュ均衡に到達することが示され,活発な議論が行われた.
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食料・農業・環境とOR
第16回
日時 平成22年12月27日(月) 10:30~12:00
出席者 9名
場所 筑波大学生命環境科学研究科 総合研究A棟107プレゼンテーションルーム
テーマと講師 (1)「マラウイにおける農産物の価格リスクと小農の作物選択行動」
松下秀介(筑波大学大学院生命環境科学研究科)
マラウイにおける小農の作物選択行動について理論モデルの提示と実証分析結果が報告された。生産者理論にもとづく行動仮説と実証分析の比較により農産物価格変動リスクと商品作物(タバコ)に特有のオークション市場の存在が生産者行動に影響を与えていることが考察され,信用リスクに着目した研究の重要性が示唆された。
(2)「マラウイにおける小農の作物選択行動-土地生産性と信用リスクに注目した経営計画モデル分析による接近-」
米満 彩・松下秀介(筑波大学大学院生命環境科学研究科)
小農の作物選択行動に対する信用リスクの影響を評価するため,質問紙調査の選択実験により信用リスクの推計が行われた。次に,信用リスクと農地肥沃度を導入した経営計画モデルが提案され,モデルシミュレーションが行われた。分析結果から作付け行動に与えるオークション市場の意義の考察と今後の研究課題が展望された。
第15回
日時 10月1日(金)13:30~15:00
出席者 8名
場所 農研機構中央農業総合研究センター 研究技術情報棟2階
テーマと講師 「気候変動と農業生産 -気温上昇が日本農業に与える影響について-」
杉浦俊彦(農研機構 果樹研究所)
概 要:まず,気候変動について近年の動向が概説された。次いで,気候変動が国内農業に与える影響について, 水稲,果樹,野菜,畜産等の部門ごとに解説されるとともに,温暖化によるマイナスを克服するための取り組みについて報告された。以上をふまえて農業技術研究の課題と経営的対策のあり方について総合討議を行った。
第13回
日時 6月11日(金) 14:00~15:00
出席者 8名
場所 農研機構 中央農業総合研究センター 研究技術情報棟2階、データ整理室
テーマと講師 「地球温暖化が世界の食料市場に及ぼす影響 -IPCC社会経済シナリオ別の分析-」
古家 淳((独) 国際農林水産業研究センター)
概 要:世界食料モデルを用いて地球温暖化の食料市場への影響が報告された。まず,気温上昇と農業生産の関係,モデルの構造が解説され,次いで,IPCCの4つの社会経済シナリオにしたがって,経済成長,人口増加,気温,降水量の変化が地域ごとに異なる温暖化影響をもたらすことが示された。最後に技術開発,環境政策が展望された。
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数理モデルとその応用
第10回
日時 2月18日(金) 14:45~17:20, 2月19日(土) 9:00~11:40
出席者 16名
場所 宿守屋寿苑(〒926-0176 石川県七尾市和倉温泉 )
テーマと講師

2月18日(金)
(1)「RoboCup3Dシミュレーションリーグにおける戦術の実装について」
杉原一臣(福井工業大学工学部)
概 要:「RoboCup」は,社会に役立つロボット技術の開発や技術者の育成を目指す世界的プロジェクトである.「RoboCup」の大会でサッカー3Dシミュレーションリーグに参加する学生有志と共に,最近取り組んだテーマとして,OR技法を活用したサッカーエージェントへの戦術の実装があり,その活動を紹介すると共に,今後の課題について議論した.
(2)「ダ・ヴィンチ・コードと双対最適化」
岩本誠一(九州大学名誉教授)
概 要:映画「ダ・ヴィンチ・コード」の暗号がフィボナッチ数列の最初の8つであることに着目して,ある2次計画の主問題と双対問題の最適解を交互に編むとこの暗号が出て来ること--フィボナッチ相補双対性--を紹介した.さらに,フィボナッチ長方形の最適分割にもこの暗号が現れること示した.

2月19日(土)
(3)「"古典的"数理解析手法を用いた"都市カーネル"の抽出とその応用について」
木川剛志(福井工業大学工学部)
概 要:1970年代に英国を中心として都市空間を数理的に読み解く研究が盛んに行われ,
アルゴリズム開発やモデル検定の工夫によって現実の都市空間にも応用できる数理解析理論が多く生まれた.本発表ではこの“古典的”数理解析手法を再評価し,現代の都市を読み解くには重要な概念となる“都市 カーネル”を提案した.
(4)「数学グラフ認識について-視覚障碍者高等教育支援への応用を目指して-」
高木 昇(富山県立大学工学部)
概 要:視覚障碍者の学習環境改善を目的として,数学テキストで使用されているグラフ
を触図化する支援システム開発を進めている.このような支援システムでは,イメージスキャナなどで電子化された数学グラフの自動認識技術の開発が必要である.高校や大学で利用される数学テキストで使用されるグラフ認識技術について報告した.

第8回
日時 10月2日(土) 14:30~17:00
出席者 12名
場所 金沢学院大学大学院サテライト教室
(〒920-0919 石川県金沢市南町3番1号 南町中央ビル6階)
テーマと講師 (1)「ファジィ集合列の極限およびファジィ集合値写像の極限と導写像について」
*金 正道(弘前大学大学院理工学研究科),桑野 裕昭(金沢学院大学経営情報学部)
概 要:レベル集合を用いてファジィ集合列の極限およびファジィ集合値写像の極限と導写像を定義し,それら性質を調べた.ファジィ集合列の極限およびファジィ集合値写像の極限と導写像は,クリスプ集合列の極限およびクリスプ集合値写像の極限と導写像のファジィ版である.
(2)「ネットワーク上の探索ゲーム」
菊田健作(兵庫県立大学経営学部)
概 要:ネットワーク上の探索ゲーム,特にネットワークがツリーあるいは円グラフとして表現されるモデルのこれまでの解析結果を報告し未解決の部分について説明した.次に,2つの探索問題を合成して得られるような探索ゲームのモデルを検討した.さらに,探索ゲームの最近の研究成果を説明し今後の検討課題を述べた.
第7回
日時 7月22日(土) 14:30~17:00
出席者 13名
場所 福井工業大学 福井キャンパス 多目的会議室
(〒910-8505 福井市学園3丁目6番1号 FUTタワー15階)
テーマと講師 (1)「非対称情報下における品質差別競争」
鷹野雅一(金沢大学大学院人間社会環境研究科) ,前田 隆(金沢大学人間社会学域経済学類)
概 要:企業は,その経済活動を通して,より多くの利潤の獲得を目指し,製品の差別化(品質の改善,デザインの変更)や広報活動など様々なマーケティング戦略を実施している.本報告では,複占市場において,製品の差別化戦略が市場均衡および企業の利潤に与える影響が示された.
(2)「状態空間モデルにおける検定手法の構築と金融データへの応用」
千葉 賢(福井工業大学工学部)
概 要:本研究会では以下の発表を行った.具体的な内容は以下の3点である.第一に、状態空間モデルの概要を紹介した点である.第二に,筆者が開発した状態空間モデルにおけるラグランジュ乗数検定の具体的内容を説明した点である.第三に,開発した検定手法を金利の期間構造モデルに応用した点である.
第6回
日時 5月22日(土) 14:30~17:00
出席者 12名
場所 金沢学院大学大学院サテライト教室
(〒920-0919 石川県金沢市南町3番1号 南町中央ビル6階)
テーマと講師 (1)「石川県の情報通信産業に関する産業連関分析」
金子宏之(小松短期大学地域創造学科)
概 要:平成12年石川県産業連関表を元に情報通信産業連関表を作成し経済分析を行った.その結果,石川県では情報通信関連製造部門の他部門に与える影響が相対的に高く,情報サービス部門は他産業と互いの影響が相対的に低く,さらに商業やサービス業といったサービス部門は他部門からの影響を受けやすいことがわかった.
(2)「資源割り当てのゲーム」
寺岡義伸(近畿大学経営学部)
概 要:2人のプレーヤが競争的な関係にあり,n種の事業に対面している.2人とも限られた量の資源をn種の事業の各々へ割り当てを決めなければならないゲームを考察した.このゲームの源流はColonel Blotto Gameであり,本報告では,案外知られていない古典的な成果を紹介し分析すると同時に,今後の展開方向を議論した.
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ソフトコンピューティングと最適化
第11回
日時 平成23年2月19日(土) 14:00~16:50
出席者 16名
場所 神戸学院大学ポートアイランドキャンパスA棟4階第1中会議室
テーマと講師 (1)「提携値情報が不完備な協力ゲームの基礎的考察」
桝屋 聡 (大阪大学大学院基礎工学研究科 招聘研究員)
概 要:古典的な協力ゲームの理論では,全ての提携に対してそれらの提携の得る利得は
わかっているものと仮定している.しかし,現実の問題では,いくつかの提携に対する利得がわかっていないことが多い.本発表では提携値に関する情報が不完備な協力ゲーム理論の構築についての報告がなされた.
(2)「消費者選択モデルに基づく商品選択に関する意思決定過程の可視化方法」
柴田淳子(神戸学院大学経済学部)
概 要:消費者が商品を購入する際の意思決定過程の分析は,マーケティング分野だけで
なく様々な分野からアプローチされている.本発表ではこれまでに提案されている消費者の購買行動における商品選択に関する意思決定モデルを用いて,その分析結果を因果ダイアグラムにより可視化する方法に関する研究報告が行われた.
第10回
日時 平成23年1月8日(土) 16:00~17:30
出席者 7名
場所 広島経済大学立町キャンパス
テーマと講師
(1)「CDS市場データによる地域・国に関する信用リスクの推定と波及状況」
津田博史 (同志社大学理工学部)
概 要:米国のサブプライム住宅ローン問題やリーマンショック,欧州の信用不安などここ最近,信用リスクに関連した話題に事欠かない.本講演では,ダイナミック・インプライド・コピュラモデルによるCDSインデックスのデータから市場にインプライドされたハザード率の確率分布やデフォルト相関の推定に関する方法が解説されるとともに,国の信用リスクを反映した国債を参照するソブリンCDSのデータに基づき,ここ最近の欧州の信用不安の内外への波及状況を分析した結果が紹介された.
第9回
日時 9月25日(土) 16:00~17:30
出席者 9名
場所 広島経済大学立町キャンパス
テーマと講師 「投資法人債(REIT債)の価格評価モデルと信用リスク」
津田博史 (同志社大学理工学部)
概 要:本講演では,発表者によって過去に提案された社債価格評価モデルを用いて,投資法人が資金調達のために発行した投資法人債の価格評価モデルを推定した結果について報告があった.その推定結果から格付けごとの倒産確率の期間構造など有意義な知見を得ることができたことが報告された.
第8回
日時 9月17日(金) 13:00~16:00
出席者 37名
場所 広島経済大学立町キャンパス
テーマと講師 (1)「イノベーションを支援するリスク分析ソリューションの研究」
村山秀次郎 (広島経済大学)
概 要:製造現場で発生する事故(製造ミス)は製造原価に与える影響が大きく,リスク
マネジメントとして捉える企業が増えている.多くの企業で実施されている事故防止策は事故単位で策定されているのが現状であり,相対的に事故は減少していないと言える.本報告では,報告者によって提案された問題解決プロセスを事故防止策の策定段階において導入することで,その解決プロセスにどのような効果があるのかということについて解説があった.
(2)「サービス業の生産性向上に向けて~大規模データの計算モデル化によるアプローチ~」
本村陽一 (産業技術総合研究所)
概 要:サービス業の生産性向上のためには現場の客観的な観測とアクションの最適化が重要である.本報告では以下の方法の説明がされた. i)現場で生成される大規模データから因果的な構造を持つ確率モデルであるベイジアンネットを構築し,ii)この計算モデル上で統計的な制御を行い,iii)仮説とするアクションを事前に評価し,iv)最適なアクションを決定する.  また、この方法論を適用した具体的事例が紹介され,その有効性について説明がされた.
第7回
日時 8月21日(土) 13:00~16:00
出席者 41名
場所 県立広島大学 広島キャンパス 教育研究棟1
テーマと講師 (1)「ファジィランダム多目的0-1計画問題に対する可能性を用いた確率最大化に基づく対話型ファジィ満足化手法」
本谷武久 (広島大学大学院工学研究科)
概 要:現実の意思決定問題では確率的不確実性と曖昧性という2種類の不確実性が同時に含まれるような状況も多く考えられる.本講演では,目的関数の係数にファジィランダム変数を含む多目的0-1計画問題の定式化が行われ,可能性を用いた確率最大化モデルに基づく対話型ファジィ満足化手法が提案された.さらに,数値例を示すことによって提案手法の有効性が検証された.他16件の発表があった.
第6回
日時 5月22日(土) 14:30~17:00
出席者 11名
場所 広島経済大学 立町キャンパス 122教室
テーマと講師 (1)「リエントラントスケジューリング問題に対する確率的木探索アルゴリズム」
松本慎平(広島工業大学情報学部)
概 要:Single Player Monte-Carlo Tree Search (SP-MCTS) の現実問題への応用についての解説がなされた.現実の問題の例としてリエントラントスケジューリング問題を取り上げ,その問題の解法として2種類の実験戦略を用いたSP-MCTSが提案された.提案された手法の有効性を検証するために数値実験を実施し,良好な結果を得たことが報告された.
(2)「ラフ集合に基づいた意思決定支援システムとその応用と可能性」
加島智子(近畿大学工学部)
概 要:ラフ集合理論を用いた利用者の感性に対する意思決定支援システムの開発に関する報告がなされた.具体的には,献立の選好を感性支援のひとつの例として取り上げた
Webアプリケーションの開発を行い,利用者に対する情報推奨システムを実現させていることが説明された.また,システムの具体的な仕組みや応用とその可能性に関して解説があった.
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ファイナンス理論の展開
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不確実性下の意思決定モデリング
第9回
日時 8月23日(月) 10:00~17:00
出席者 15名
場所 大阪大学吹田キャンパスコンベンションセンター会議室
テーマと講師 (1)「債務者間ネットワークの構造が与信ポートフォリオの損失分布に及ぼす影響について」
朴 晃一(大阪大学経済学研究科)
概 要:債務者間の依存関係を表すネットワーク構造が与信ポートフォリオの損失分布に及ぼす影響について分析された.ネットワークに対して信用集中度が定義され,シミュレーションによって信用集中度が損失分布やリスク指標に及ぼす影響が示された。
(2)「ライセンスが必要な選択肢が存在する多選択肢ゲームとその解について」
桝屋 聡(大阪大学基礎工学研究科)
概 要:プレイヤーに応じて選ぶことができる選択肢に制限があるような多選択肢ゲームについて報告された.Banzhaf値を拡張した解が提案され,解の公理化に関する結果も示された.
(3)「割引率が時間と共に変化する売り出しのゲーム」
寺岡義伸(近畿大学経営学部),北條仁志(大阪府立大学理学系研究科)
概 要:互いに競合的な2人のプレ-ヤーが財の売り出しタイミングを決めるゲームについて報告された.一方のプレーヤーが先に売り出した際の財の価格の下落率が時間とともに変化する場合のサイレントゲームにおける Nash 平衡点が求められた.
(4)「A DEA Model with Identical Weight Assignment Based on Multiple Perspectives」
Xiaopeng Yang(大阪大学情報科学研究科)
概 要:複数の異なる主体の存在を考慮したDEAモデルが提案された.特に,複数の主体を考慮した上で各項目に対する重みづけを一意に与える手法が提案され,その計算例も示された.
(5)「コミュニケーション能力分析を用いた学生支援」
堂本絵理(広島経済大学経済学部)
概 要:生徒間同士の携帯メールの送受信数等のアンケートデータを用いて,生徒間のつながり度合いをネットワークに表現して分析する手法について報告された.メールの送受信のしやすさを表す行列の固有ベクトルから各生徒の影響力を測定できることが示された.
(6)「グラフ上の種々の探索問題」
菊田健作(兵庫県立大学経営学部)
概 要:探索空間が連結な有限グラフであり,目標物の探索に移動費用と調査費用を要するような問題について報告された.線グラフ,円グラフ,完全グラフ等のグラフの上での一方向の探索,探索ゲーム,ランデブー探索に関する多くの結果が紹介された.
第8回
日時 6月19日(土) 14:30~17:30
出席者 23名
場所 大阪大学豊中キャンパス法経大学院総合研究棟509
テーマと講師 (1)「離散最適化解法の金融工学への応用」
仲川勇二(関西大学総合情報学部)
概 要:複数制約を持つ大規模な離散最適化問題の厳密解を求める手法である改良代理制約法を金融工学で現れる非凸最適化問題へ応用した結果が示された.銘柄数や取引単位の制約を考慮した平均分散モデルの有効フロンティア曲線やインデックス連動ポートフォリオの計算に成功したことが報告された.
(2)「ナッシュ均衡の問題点解消をめざして」
中井暉久(関西大学)
概 要:ナッシュ均衡の問題点である①一意的でない可能性②実際の戦略選択と異なるという実験報告③パレート性を満たさない可能性について今までなされた様々なアプローチが紹介された.さらに,3つの問題点を解消するために講演者が提案した主観的ゲームについて報告された.
第7回
日時 5月8日(土) 14:30~17:00
出席者 13名
場所 甲南大学岡本キャンパス 13号館1階 13-107
テーマと講師 (1)「参照効果を考慮した腐敗財の最適割引価格に対する在庫量の影響」
小出 武(甲南大学知能情報学部)
概 要:参照価格を考慮した腐食財の割引販売問題で, 在庫量が限定されているモデルが分析された. 動的計画法によって最適な割引販売価格が計算され, 在庫量の変動と最適価格の変動の関係が示された.
(2)「マイノリティゲームの新種「資産価値ゲーム」について」
木庭 淳(兵庫県立大学経済学部)
概 要:資産の平均購入価格を考慮した利得関数を持つマイノリティゲーム「資産価値ゲーム」が提案された. 逆張り投資家の数, 価格変動の性質, ボラティリティ,ジニ係数が分析され, 現実の金融市場に近い特徴を持つことが示された.
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OR横断若手の会
●OR横断若手の会 、不確実性下の意思決定モデリング●(合同)
日時 平成23年1月8日(土) 15:30~18:00
出席者 26名
場所 京都大学工学部8号館3階共同5講義室
テーマと講師 (1)「大域的に最適な基礎行列の計算法」
檀 寛成(関西大学)
概 要:基礎行列とは,3D画像処理において,被写体を撮影する際のカメラ間の位置・角度の情報を有する行列であり,三次元形状を復元するために大変重要な役割を果たす.
本発表では,画像処理とORとの関係に対する背景の紹介,および,基礎行列を求めるための最適化問題の導出過程と解法に関する説明がなされた.
(2) 「ORと実用化-私の歩んできた道‐」
吉冨康成(京都府立大学)
概 要:企業研究者および大学研究者として,長年,研究生活を過ごしてきた講演者により,その研究人生において実用化に参画した例(組合せ最適化など)や,現在実用化を目指している例(温室効果ガス排出量取引市場のシミュレーションなど)に対する紹介がなされた.また,発表内容はORの範疇のみに収まらず,シミュレーションなどの多岐に渡るものであった.
第4回
日時 10月 9日(土), 10月10日(日),10月11日(月)
出席者 48名
場所 琵琶湖コンファレンスセンター(※本研究部会主催「若手研究交流会」内で実施)
テーマと講師 (1)「What are constraint integer programs and how do we solve them?」
Timo Berthold (Zuse Institute Berlin)
概 要:Constraint integer programming (CIP)は,混合整数計画問題(MIP)などの問題を一般化した広いクラスの問題であり,近年注目を集めている.本発表では,そのCIPに対する基本的な概念,およびそれを解くためのソフトウェアであるSCIPの紹介がなされた.
さらに,SCIPにおけるアルゴリズムのアイディアや,実際に行った数値実験の結果が報告された.
(2)「モデルは浅く、応用は深く」
宇野毅明 (国立情報学研究所)
概 要:通常の最適化モデルでは,数理的な要素を用いて現実問題を表現することが要求されるが,実際には暗黙知や数理的に表現が難しい要因などがあり,それらを無視した
モデルを作成すると,現実問題との乖離が生まれる.本発表では,文字列近似マッチングに対する簡単なモデルとその計算を元にして,データ解析や知識獲得の問題へと発展させていく,問題解決の手法の紹介がなされた.
(3)「大規模最適化問題に対するソフトウェアと高速&安定計算による解決 --理論からスパコンまで--」
藤澤克樹 (中央大学)
概 要:本講演では,1990年代半ばに誕生した半正定値計画問題(SDP)に対する理論(主双対内点法)を題材に取り,その理論がその後どのような経緯を辿って,ソフトウェア化された後にスパコン上で大規模計算が行われるようになったかについての紹介がなされた.また,講演内容は,最適化理論のみならず,応用分野,ソフトウェア化,大規模計算までと多岐に渡っていた.
第3回
日時 9月2日(木) 16:00~17:30
出席者 18名
場所 京都大学工学部8号館3階共同5講義室
テーマと講師 「Solving hard MIP instances using massively parallelized SCIP」
品野勇治 (Zuse Institute Berlin)
概 要:ParaSCIPとは,非商用混合整数計画ソルバーの中では,最速なものの1つとして知られているSCIPを並列化したものである.本講演では,そのParaSCIPに関する紹介がなされ,特にParaSCIPにより今年解かれたMIPLIB2003のオープンインスタンス2問の計算について詳細な説明がなされた.なお,検証のための再計算は,スーパーコンピュータ HLRN IIを最大7168コア利用して行ったものである.
第2回
日時 5月29日(土) 15:30~18:00
出席者 20名
場所 京都大学工学部8号館3階共同5講義室
テーマと講師 (1) 「3次元構造物の組合せ剛性とその応用」
谷川眞一(京都大学)
概 要:3次元構造物(伸び縮みのない棒材がピンで接合された構造物)の一般剛性を多項式時間で判定する問題は,剛性理論において最も基本的であるにも関わらずこれまで未解決である.本講演では,このような問題の定義や背景を解説するとともに,現在解くことができる特殊ケース,および,剛性理論の応用例について幾つか紹介がなされた.
(2)「制約付き 2-マッチング問題についての最近の研究動向と未解決問題」
高澤兼二郎(京都大学)
概 要:無向グラフ G=(V,E)において,枝数が k 以下の閉路を含まない2-マッチングを C_k-free 2-マッチングと呼ぶ.C_k-free 2-マッチング問題は, k が 2 以下ならば古典的な 2-マッチング問題である一方で,k が |V|/2 以上ならばハミルトン閉路問題を含む問題となる.本講演では,C_k-free 2-マッチング 問題について,未解決問題および最近の研究の進展について紹介がなされた.
第1回
日時 4月24日(土) 15:30~18:00
出席者 29名
場所 京都大学工学部8号館3階共同5講義室
テーマと講師 (1)「選挙区割画定問題に対する適応的多スタート局所探索法」
*児島琢真,梅谷俊治,森田 浩 (大阪大学)
概 要:本発表では,日本の衆議院議員選挙に対して,道州制を導入した選挙区割画定問題が取り扱われた.さらに,この問題を解くため,適応的多スタート局所探索法に基づく近似解法の説明がなされ,一票の重みの格差を是正できることが数値的に示された.
(2)「上下限付きパス頻度に基づく木状化合物の列挙」
*清水雅章,永持 仁,阿久津達也(京都大学)
概 要:本発表では,与えられた分子構造の部分情報に基づく化合物の推定問題が取り扱われた.特に,部分的な分子構造としてある種の構造をもった上下限制約が与えられたときに,その制約を満たす木状の化合物を全て列挙するという問題が考えられ,それを解くための分枝限定法に基づくアルゴリズムが提案された.
(3)「平均・分散モデルを用いた計算可能な資産均衡問題」
*新見朋広,山下信雄(京都大学)
概 要:本発表では,平均・分散モデルを用いた均衡状態の計算が容易な資産均衡問題のモデルが提案された.さらに,そのような問題を相補性問題へと再定式化することにより,各投資家の均衡状態を数値的に求め,そこから有用な知見が得られることが示された.
(4)「重負荷極限近似を用いたストリーミングデータ配信機構の解析」
*三村麻梨乃,増山博之,笠原正治,高橋 豊(京都大学)
概 要:本発表では,P2Pビデオストリーミング配信に対して,ピアノードが保持するデータブロック数過程を入出力が均衡したM/GI/1/K待ち行列でモデル化し,重負荷近似によりデータブロック棄却率を求めた.さらに,ストリーミング配信の性能評価も行われた.
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政治と社会と行政のOR、防衛と安全
合同
日時 平成22年7月23日(金) 15:00~18:10
出席者 29名
場所 政策研究大学院大学 4階 研究会室 4A
テーマと講師 (1)「鉄道利用者に着目したフロー捕捉型配置問題と鉄道流動データへの適用」
田中健一(電気通信大学)
概要:ネットワーク上のフローに対してサービスを提供する施設を配置するフロー捕捉型配置問題が取り上げられた.自動車交通流が想定されていた既存研究とは異なり,鉄道利用者の行動に着目した新しいモデルが提案された.さらに,実際の鉄道流動データを用いた鉄道網上の最適配置結果が報告された.
(2)「最近における日本の市町村合併について」
横道清孝(政策研究大学院大学)
概要:1999年から2010年かけて行われた平成の大合併について,講演者がその推進に深く係わった立場から論じられた.明治の大合併及び昭和の大合併との比較が行われ,その背景,推進方策,その結果と評価及び残された課題等について論じられた.
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政治と社会と行政のOR
第6回
日時 平成22年11月18日(木)15:00~18:10
出席者 9名
場所 政策研究大学院大学 4階 研究会室 4B
テーマと講師 (1)「高次の距離分布と閉鎖を伴う施設配置問題」
宮川雅至(山梨大学)
概 要:平面上の規則的およびランダムな点配置を対象として,k番目に近い点までの距離の分布が解析的に示された.また,その応用として閉鎖を伴う施設配置問題が考察され,施設閉鎖による移動距離の増加に着目した,施設配置の頑健性についての評価がなされた.
(2)「社会的選択と実施」
小林憲正(東京工業大学)
概 要:社会的意思決定の基礎論について,厚生経済学とゲーム理論の立場から概論が示された.特に,社会的選択理論におけるランダムな独裁者に関する最新の研究動向や比較制度分析に関する話題などが紹介された.
第4回
日時 平成22年7月9日(金) 15:00~18:10
出席者 10名
場所 政策研究大学院大学 4階 研究会室 4F
テーマと講師 (1)「様々な交通機関の時空間ネットワーク」
鳥海重喜(中央大学)
概 要:時刻表が定められているような交通機関に対して,空間的な移動と時間の経過を同時に表現する時空間ネットワークを用いた様々な事例が扱われた.時空間ネットワークを用いて時刻に依存する問題を静的な問題として表現する方法が説明され,鉄道,バス,船舶,航空などの交通機関に関する様々な実証的な研究成果が紹介された.
(2)「凸最適化の諸側面と数理的モデリング」
土谷 隆(政策研究大学院大学)
概 要:凸最適化はさまざまな分野でシステム分析・設計に不可欠な数理的手法となりつつある.講演では,凸最適化の現状と展望について報告がなされ,内点法の情報幾何,リニアモーターカー磁気シールド設計,メソポタミア粘土板データ解析,海洋データ同化,年金運用等,講演者が関わってきた研究が紹介された.
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防衛と安全
第29回
日時 平成23年2月25日(金)16:00~18:00
出席者 28名
場所 東京大学生産技術研究所 As棟中セミナー室3
テーマと講師 「スマートグリッドの展開」
荻本和彦(東京大学生産技術研究所)
概 要:既存の発電システムによる電力供給体制に、新たに太陽光や風力発電などを導入し、需給バランスの確保を目指すスマートグリッド導入の意義や開発状況について解説した。実用化には双方向通信可能なスマートメータの普及や各家庭から得られるデータ利用での倫理基準の策定、また、費用負担のロードマップ作りなどが必須である。
第27回
日時 10月22日(金)16:00~18:00
出席者 34名
場所 政策研究大学院大学 研究会室4A
テーマと講師 「災害現場で役に立つ地理空間情報を活用した情報システムを構築するために」
浦川豪(京都大学)
概 要:災害発生とともに対策本部等には様々な情報資料が入ってくる。迅速な災害対応には、こうした資料を整理して、電子地図上に情報として集約して共有することが重要である。新潟県中越沖地震では臨時の地図作成班がそうした業務を担当したが、今後は各自治体でも日常的に電子地図を活用し災害に強い組織基盤を構築すべきである。
第25回
日時 6月14日(月) 16:00~18:00
出席者 28名
場所 政策研究大学院大学 研究会室4A
テーマと講師 「汎用ソルバによる問題解決」
茨木俊秀(京都情報大学院大学)
概 要:組合せ最適化問題を解く際は、個々の問題の特徴に応じてアルゴリズムを構築し、解を求めることが一般的であるが、汎用ソルバを用意しておけば、特定の分野の問題をある程度の速度で容易に解くことが可能となる。一例として、局所探索とメタヒューリスティクスをコアとするソルバにより制約充足問題を解き、結果を考察した。
第24回
日時 5月24日(月) 16:00~18:00
出席者 34名
場所 政策研究大学院大学 研究会室1A
テーマと講師 「PERT/CPMを利用した効果的な事業継続対策の選定手法」
副島紀代(大林組)
概 要:地震等の大規模災害発生時になるべく業務を中断させず、また中断しても、できるだけ早く復旧させるために、業務プロセス中のどの部分に対処すればよいかを、地震工学での被害予測に基づき、PERT/CPMを利用し決定する手法について解説した。また石油精製プロセスや自動車製造プロセスに適用してその有用性を示した。
第23回
日時 4月23日(金) 16:00~18:00
出席者 30名
場所 政策研究大学院大学 研究会室4A
テーマと講師 「金融危機とその防止策」
澤木勝茂(南山大学)
概 要:長年の金融危機事案に当時の金融指標や政策をつき合わせて、危機の発生原因について整理した。金融工学は難解な金融派生商品を生み出し、金融危機の1つの誘因として問題視されがちだが、危機の防止には、むしろ、販売者が購買者に正しく商品リスクを認識させたり、商品での損失に上限を設ける商品設計などが重要である。
第22回
日時 3月27日(土) 9:00~10:30 
出席者 7名
場所 鬼怒川温泉ホテル会議室
テーマと講師 「美術館問題と探索理論を援用した警備員巡回路問題」
宝崎隆祐(防衛大学校)
概 要:計算幾何学での美術館問題とORでの探索理論とを組み合わせて、設定された経路を警備員が巡回警備し、また、侵入者が警備領域への侵入・通過を企図する際の、最適な警備・侵入方法について、3種類の問題(侵入スケジューリング問題、警備巡回路選択ゲーム、注視配分ゲーム)を設定し、数値解を示した。
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不確実環境下での柔構造最適化モデリング
第5回
日時 10月30日(土)14:00~16:00
出席者 9名
場所 上智大学 四谷キャンパス2号館11階1130a室  経済学部会議室B
テーマと講師 (1)「非決定性動的計画の応用 - 対局ゲーム必勝法 -」
*吉良知文(九州大学大学院数理学府)、藤田敏治(九州工業大学大学院工学研究院)
概 要:動的計画問題は、各段での意思決定によって生じる状況の変化(状態推移)と最適化したい評価値がどのようにモデル化されているか等により、様々なクラスに分類される。本報告では、非決定性推移の下で最大-加法型評価値を最小化する問題に対する再帰式を用いて、対局ゲームにおける最短手数の必勝法を求めることを考え、いくつかの適用結果を示した。
(2)「アルゴリズム・プログラミング教育のための机上デバッグの作成法」
岩村覚三(城西大学理学部)
概 要:城西大学数学科三年向け授業科目「実用アルゴリズム論」、「プログラミングⅡ」に適した机上デバック例を10個のアルゴリズム・プログラム問題に対して作成した。現在、これらの机上デバック例を授業において使用し始めているが理論に重きをおいたアルゴリズム教育やプログラム文法にこだわり過ぎたアルゴリズム教育とは異なった受講生の反応が得られている。
第4回 「DP部会40年記念シンポジウム」
日時 8月28日(土) 10:00 ~ 29(日)  14:50
出席者 22名
場所 千葉大学 西千葉キャンパス 理学系総千葉大学理学部1号館320室
テーマと講師 (1)「Fuzzy Chance-Constrained Programming with Linear Combination of Possibility Measure and Necessity Measure」
Lixing Yang(北京交通大学),*岩村覚三(城西大学)
概 要:Lambda Credibility測度の基本的性質を述べた。連続性、楽観値と悲観値の性質、ファジイChance Constrained Programming model とその計算機実験結果について述べた。
(2)「Fuzzy risk measureについて」
影山正幸(統計数理研究所) 
概 要:金融リスク管理手法として用いられるConditional Value-at-Risk(CVaR)をMDPsのリスク評価基準としCVaRの最適方程式を導いた。また、Viertlらにより提案されている事前分布をfuzzy化する手法を利用したFuzzy CVaRを提案し、その性質について議論した。
(3)「ジャンプ拡散過程上の最適多数回停止問題、自由境界値問題とスウィング・オプション」
穴太克則 
概 要:資産価格変動がジャンプ拡散過程に従うときにアメリカン・プット型利得関数を持つ多数回権利行使可能(スイング型)最適停止問題を考え、最適値関数がsmooth fit等の条件を満たすことを示し自由境界値問題として定式化した。この自由境界値問題の解(境界と最適値のペア)が多数回停止問題の唯一解であることを示した。
(4)「収入管理問題における期待収入の単調性に関する一考察」
増田 靖(慶應義塾大学) 
概 要:収入管理問題における、消費者行動と市場規模に関する期待収入の単調性について議論した。消費者行動に関する通常の確率順序が期待収入の単調性を意味しないことを例示し、期待収入に関する単調性が成立するための十分条件をいくつか示した。本発表は、三木秀夫氏と曹徳弼氏との共同論文に基づいている。
(5)「集計関数の加法的生成元と集計関数を用いて一般化された凹性」
*金正道(弘前大学),桑野裕昭(金沢学院大学)
概 要:メンバーシップ関数の集計関数に基づいた準凹性の一般化を導入して、その性質を調べた。そのために、集計関数の加法的生成元も導入した。そして、その加法的生成元を用いて、集計関数に基づいて一般化された準凹性を特徴付けた。
(6)「ダ・ヴィンチ・コード64」
*岩本誠一(九州大学名誉教授),吉良知文(九州大学),植野貴之(長崎県立大学)
概 要:映画「ダ・(ヴィンチ)・コード」ではフィボ(ナッチ)数列が暗証番号【ダ・コード】として用いられていた。【コード46】ではフィボ相補双対性を導いた。ここではもう一つの双対性 -- フィボ・シフト双対 -- を示した。すなわち、主問題の最適解には【ダ・コード】が直接現れ、双対問題には1つシフトしたコードが現れることを示した。
(7)パネルディスカッション「DP部会40年の展開と未来」
(パネラー:岩村覚三(城西大学)、蔵野正美(千葉大学名誉教授)、安田正實(千葉大学) 、正道寺勉(日本工業大学))
概 要:正式な部会発足から40年目の節目にあたり、小田中敏男先生(都立科技大名誉教授)らにより始まったDP部会の活動は、R. Bellmanの”Dynamic Programming”の出版と同じく実に54年目を迎えた。ここに、パネラーおよび岩本誠一氏らのディスカッションから、これまでの国内外における様々な活動やBellman Continuum(国際研究集会)など当時の状況を振り返った。近年、数理ファイナンスではDPは強力な道具として使われ新たな理論的展開を続けている。今後も、DPの理論とその応用・発展に積極的に関わり学会に貢献してゆくことを目指しながら研究会活動に取り組んでいくことを確認した。
(8)「Best choice problem with distribution change in value」
来島愛子(上智大学) 
概 要:選択肢の価値が観測可能である完全情報最良選択問題の拡張として,価値の分布が変化する場合について考える.今回は分布が一様分布であり,その区間が変化する問題を扱った.変化点が既知の場合,区間の最大値が減少する問題に対して最適停止規則を紹介した.変化点が未知の場合,同様の設定において検討した.
(9)「マルコフ両決定過程における最適閾値確率」
阪口昌彦(高知大学) 
概 要:負値も認める一般化割引率を伴うマルコフ決定過程において, 期待値基準に関してはIwamoto(1994) により両的計画に基づいて研究がなされた. ところで, 通常の割引率を伴う閾値確率問題は観測時の状態とある利得と割引率の累積値によって表現されるクラスに最適方程式の再帰性があるが, 一般の場合, このクラスに再帰性を見出すことは通常不可能である. ここでは新しい埋め込みパラメータを導入し確率基準について考察した.
(10)「重回帰分析における整合性について」
田中浩光(愛知学院大学) 
概 要:本報告では、説明変数を2個とする回帰分析に限局して、最小二乗回帰推定式の整合性について考察した。最初に、整合性の問題を回帰診断の観点から概観し、次いで、回帰データを固定した上で、推定回帰式が固有知識に合致する解釈上の整合性を確保する問題として提起した。本報告では、説明変数値行列の準共線性の現象を、相関係数と推定回帰係数の対応関係にもとづいて特定した上で、不整合の生起とした。数値例として、Schey(1993)のデータを適用した。
(11)「区間ベイズ手法と適応決定過程について」
堀口正之(神奈川大学) 
概 要:本報告では、逐次抜き取り検査問題に対する区間ベイズ手法について考察した。ある事前に与えられた不良率の分布関数を区間によってあらわされる測度の集合から推定し、問題の停止条件の判断基準となる事後測度区間による期待損失の区間表現について、数値例とともに示した。
(12)「Shapley Valueの種々の性質」
菊田健作(兵庫県立大学) 
概 要:協力ゲームの解であるShapley Valueの性質がこれまで多数の人によって調べられている。本報告では、その中のいくつかを取りあげ解説した。さらに、Marginal worth vector全体の集合の凸包とCoreとの関連やShapley Valueとの関連について述べた。
第3回
日時 7月5日(月) 16:00~17:30
出席者 12名
場所 千葉大学 西千葉キャンパス 理学系総合研究棟(理学部1号館)3階320室
テーマと講師 「Decision support system for integrated rail maintenance」
Gopinath Chattopadhyay(CQ University)
概 要:鉄道線路の統合的保守管理の方法について、信頼性・有効性・保守管理・安全性などに付随するコストとリスクの軽減を目的とした意思決定支援システムを紹介した。オーストラリア、スウェーデン、インドなどでの共同研究の具体的事例なども交えながら、実地検査に基づくシステム運用やシミュレーション実験の様子も示した。
第2回
日時 6月19日(土) 14:00~16:00
出席者 8名
場所 千葉大学 西千葉キャンパス 理学系総合研究棟(理学部2号館)1階105室
テーマと講師 「On dynamic risk measures for Pflug's investment problem」
影山正幸(統計数理研究所),布和額尓敦,候平軍,安田正實(千葉大学大学院理学研究科)
概 要:昨今注目を浴びているDynamic risk measureの説明とPflugらにより提案されている投資問題におけるdynamic risk measureがマルコフ決定過程のフレームワークのなかで再構成でき、具体的にrisk measureを計算できることを紹介した。
第1回
日時 4月24日(土) 14:00~16:00
出席者 11名
場所 上智大学四谷キャンパス2号館11階1130a室
テーマと講師 (1)14:00~14:50
「非定常 0-1 マルコフ連鎖に対する多数回停止オッズ定理」
垣江暢大(東京工業大学大学院情報理工学研究科数理・計算科学専攻)
概 要:最適停止問題においてオッズ定理というものがある.この定理により,古典的秘書問題などを含む確率最大化最適停止問題が一般的な枠組みで捉えられる.オッズ定理はいくつかの方向へ拡張されており,研究会では,新しい拡張の1つとして「非定常0-1マルコフ連鎖に対する多数回停止オッズ定理」を導いたことを報告した.
(2)15:00~15:50
「Corporate Investment and Capital Structure Decisions in the Presence of Liquidation Option」
田 園(首都大学東京)
概 要:本研究では,清算オプションが投資タイミングと資本構成に及ぼす影響を考察した.既存モデルに清算オプションを組み込むことで,先行研究を踏まえた包括的な枠組みでありながら,より現実に近いモデルの構築が可能となった.さらに,清算オプションの定量的効果を明らかにし,適切な解釈を与えた.
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場所:オンライ ン開催
テーマ:地理情 報システム入門
シンポジウム
2021 年春季シンポジウム
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場所:九 州大学
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研究発表会
2021 年春季研究発表会
開催終了しました。
日程:2021/
3/2(月)~3(水)
場所:東 京工業大学
(オ ンライン開催)
2021 年秋季研究発表会
日程:2021/
9/16(水)~17(金)
場所:九 州大学
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