社団法人 日本オペレーションズ・リサーチ学会
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2015年度 研究部会・グループ 部会報告 (2015年3月~2016年2月)

特設研究部会
オリンピック,パラリンピックとOR

グループ名
1. 危機管理
2. エネルギー
3. スケジューリンク,゙ロジスティクス
4. 施設・交通
5. 人の動きの数理モデル,ビッグデータ

常設部会

 

1. 待ち行列
2. 数理計画(RAMP)
3. 評価のOR
4. 意思決定法
5. サプライチェーン戦略

研究部会

 

1. 大規模インフラストラクチャーのOR 
2. ORにおけるゲーム理論
3. OR普及のためのモティベーション教育
4. 安全・安心・強靭な社会とOR
5. 確率モデルとその応用
6. 公共的社会システムとOR
7. 信頼性
8. ビッグデータとマーケティング分析
9. リーンマネジメントシステム
10. アグリサプライチェーンマネジメント
11. 最適化の基盤とフロンティア
12. 数理的発想とその実践
13. 不確実性環境下の意思決定モデリング

研究グループ

 

1. 地域課題解決のOR

※問合せ先メールアドレスの◎は半角@に置き換えてください

 〔意思決定法

部会URL

http://www.comp.sd.tmu.ac.jp/xiao/socialactivity/index.html

第35回

日 時

2016年1月26日(火)16:00~18:00

場 所

日本大学 桜門会館 303会議室

出席者

7名

テーマ
講演者
概 要

(1) 「AHPを用いた観光地評価指標の提案ー中国の観光地を例にしたー」
ソンディー (名城大学大学院M2)
本研究はAHPにより,中国の観光地を例として,観光地の評価指標を提案した.本研究の方法はAHPの絶対評価法を用いた.代替案の評価基準はインターネットからデータをもらって整理し,データは平均法によって各代替案の評価基準の重要性の尺度の範囲を作った.この範囲を参照しながら各代替案の評価水準を求めた.そして,AHPにより30代替案のランキングを作った.得られたランキングとフォーブスのランキングと比較して分析した.

 

(2) 「AHP一対比較の過大評価・過小評価の改善」
和田拓也 (日本大学学部4年)
AHP一対比較の過大評価・過小評価の改善として,行ごとの和と整合度の高い一対比較行列の2点に着目し,改善手法を提案した.今回提案した改善手法では,行列の要素を入れ替えても同じ結果が得られ,1つの一対比較行列で複数の結果が得られることが出来た.または順位逆転現象が起こっているものと,正常な一対比較行列を180通り検証し,すべての結果から順位逆転を防ぐことが出来た.

第34回

日 時

2015年12月22日(火)16:00~18:00

場 所

名城大学名駅サテライトMSAT 会議室
(名古屋市中村区名駅3-26-8 KDX名古屋駅前ビル13階)

出席者

7名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「投票理論とAHP」
水野隆文 (名城大学)
民主主義に基づく社会においては通常,多数決によって社会的な意思決定が行われている.しかしながら,単純な多数決では必ずしも民意の総意を汲み取ることができないことも示されており,さまざまな投票の方法が提案されている.本講演では,それらいくつかの投票のシステムを紹介したあと,それらとAHPとの関係について言及した.

 

(2) 「小売業におけるオペレーションズ・マネジメント」
三輪冠奈 (名古屋学院大学)
小売業におけるオペレーションズ・マネジメントとして,コンビニエンスストアを対象とした電子タグの導入について紹介した.サービスの生産性の観点から,顧客満足を考慮した効率化を目的として,POSデータを活用したシミュレーションモデルを構築し,実験により得られた結果を基にしたAHPによる評価について報告した.

第33回

日 時

2015年11月24日(火) 16:00~18:00

場 所

日本大学 桜門会館 303会議室 (千代田区五番町2-6)

出席者

12名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「管理会計へのAHP/ANPの適用」
大山口菜都美 (秀明大学)
従来の管理会計技法では,主として財務情報の測定に重点が置かれており,定性的な情報(非財務情報)を定量化する手法が充分には確立されていない.そこで,AHP/ANPを管理会計のサブシステムとして組み込むことで,代替案に関するより精緻な分析が可能になる.本講演では,従来の管理会計技法を説明した後,想定される具体的な階層図を報告した.

 

(2) 「正と反の経営学の提案-消費の2極化と経営戦略」
木下栄蔵 (名城大学)
本講演では,近年二極化している日本の消費構造について双対性をもとに講演した.講演者は「値下げでも収益確保」と「客の満足度の最大化」という二種類の経営戦略を「正の経営学」・「反の経営学」として定式化している.この二つの経営戦略の双対性により,消費構造の二極化を企業事例と企業戦略の側面から解説した.

JSAHP2015 (Japanese Symposium on the Analytic Hierarchy Process 2015)

日 時

2015年9月6日(日)10:00~18:00

場 所

日本大学 桜門会館 (千代田区五番町2-6)

出席者

28名

基調講演

“Dominant AHP as a Service Value Measurement Method”
Eizo KINOSHITA (Meijo University)
サービスサイエンスは人と技術の共創から生まれる新たな価値を提供するものであり,それらの特性,性質を分析,解釈することが必要である.しかし,現状ではサービスサイエンスにおけるサービスの価値計測のほとんどは経験と勘に頼っており,価値理論がない.そこで本講演では,サービス化社会の財の経済的価値計測手法として支配型 AHP が有用であることを述べた.

招待講演

“Kansei/Affective Engineering and the Analytic Hierarchy Process”
Shinya NAGASAWA (Waseda University)
まず最初に,人間と対象物に対する感性工学とは何か,その定義を明らかにした.次にAHPと同様の一対比較を用いる統計的官能評価手法を述べた.官能評価の一対比較ではAHPとは評点が異なるシェッフェの原法,芳賀の変法,浦の変法,中屋の変法を紹介した.そして,自動車のデザインなど実際の商品開発への適用例をいくつか紹介した.

一般講演 16件
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 〔アグリサプライチェーンマネジメント

第4回
「リーンマネジメントシステム」第10回との合同研究会

日 時

2016年1月23日(土) 14:00~17:00

場 所

琉球大学農学部202教室

出席者

11名

テーマ
講 師
概 要

(1)「森林資源利用の効率化に向けた最適管理空間配置の探索」
保坂耕平 (琉球大学)
空間情報や収穫量の予測を利用し,土地の集約化,伐採量制約や運搬のための林道制約を考慮した木材収穫量最大化問題の提案がなされ,林業と農業の両方が抱える小規模分散的な土地利用の改善に関して,理論から実現場での適用に至るまで幅広い観点から議論を行った.

 

(2)「アグリサプライチェーンにおける利益分配・負担享受に関する考察」
蓮池 隆 (早稲田大学)
農家・小売・消費者まで一貫した農産物サプライチェーンにおいて,農家と小売間での総利益や総負担額の適切な分配を行うことで,農家負担を軽減する契約方式を,ゲーム理論を利用した数理計画問題として定式化を行い,その最適解が意味する施策について議論を行った.

 

(3)「海外におけるリーンマネジメントシステムと最適政策」
中島健一 (神奈川大学),伊藤 健 (東北大学)
近年,リーン生産・物流マネジメントシステムは国内外における多くの企業において注目されている.本研究では,海外における自動車関連分野でのリーンマネジメントの現状について概説し,実際に導入されているDC(Distribution Center)を用いたサプライチェーンのモデル化およびシステムの最適化について議論を行った.

第3回

日 時

2015年11月26日(木) 16:30~18:00

場 所

小樽商科大学 研究棟B会議室(332)

出席者

8名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「転作を考慮した作付け問題」
山吹麻依 (関西学院大学),伊藤 健 (東北大学),石井博昭 (関西学院大学)
農産物作付計画において,次に植える作物との関連性も考慮して作付計画を行わないと,収量が減少してしまう.これを解決するために,転作を考慮しながら,収量減少等をファジィ数により表現した作付計画モデルを提案し,提案モデルの妥当性およびその解法について議論が行われた.

(2) “Some Issues for Optimization Problem in Airline Catering Systems”
Moon Gil Yoon (Korea Aerospace University)
航空業界において,食材購入から工場での調理,運搬,機内食提供までには,機内食の種類,工場での調理順など,多くの解決すべき問題が提示され,ORの立場からどのように解決していくべきか,またどこがボトルネックとなっている問題かなど,活発な議論が行われた.

第2回

日 時

2015年8月24日(月) 14:30~16:00

場 所

松本大学 533教室

出席者

7名

テーマ
講 師
概 要

「サプライチェーン契約手法の現状と今後の展開」
田中正敏 (松本大学)
サプライチェーンマネジメントとは供給連鎖における全体最適を行うことである.このとき,サプライチェーンの各メンバーは,本来,自分自身の利益供与が第一に考えるので,各メンバーをスムーズにコントロールすることは難しい.この問題解決を行う1つに,契約を考慮したサプライチェーンマネジメントがある.
本研究の発表は,サプライチェーン契約手法の現状と農業との関連性,今後の展開について議論を行った.

第1回

日 時

2015年7月10日(金) 18:00~20:00

場 所

広島市青少年センター 地階 第1講義室

出席者

16名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「食とエネルギーの地産地消と地域再生,ロボット活用による社会インフラ対策」
免出幸雄 (関西エックス線,エネカル・オフィス)
現在地域が抱えている問題は様々であり,その解決策としての地産地消の食,グローバリゼーションの代わりとしてのローカリゼーション,農と工と商を結び付けた三方よしの地域社会の実現,それを結びつけるためんおICTの利活用について,幅広い観点から提言がなされ,現在広島を中止に行われている取り組みと今後の展望が紹介された.

 

(2) 「人口減少時代を迎える日本の新たしい地域のカタチ」
前田秀雄 ((有) ユニペック)
地球温暖化や人口増加問題,食料不足問題など地球規模で多くの課題に直面している中,特に地域における産業の衰退,コミュニティの崩壊を食い止める取り組みとして,空き家対策プロジェクトを基盤とした新しい地域のカタチづくりが紹介され,田舎暮らし,農業や環境の面から今後の展望について議論がなされた.

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  〔評価のOR

第68回

日 時

2016年2月13日(土) 13:30~16:00

場 所

東京理科大学 森戸記念館 第3会議室

出席者

13名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「サッカーチームのパフォーマンス分析-パフォーマンス指標の選択とDEAによる評価-」
小畑経史 (大分大学)
DEAを利用したサッカーチームのパフォーマンスを評価での多くが,他のチームとの比較に主眼が置かれ,特定のチームの中での選手の組合せについてはあまり注目されていない.本講演では実際の試合のスターティングメンバーとして実現した選手の組み合わせを評価対象とし,そのパフォーマンスをDEAを用いて評価する手法が提案された.また評価に使用するパスやドリブルなどのパフォーマンス指標の選択についての分析や、京都サンガFCへの適用事例について報告され、討議がなされた.

 

(2) 「Merton型の倒産確率評価モデルについて~新たなモデル・パラメータ評価法の提案~」
三宅正敏 (二松学舎大学)
Merton型の倒産確率モデルを使う際に必要な資産価値パラメータの評価法について提案がなされた.従来の手法では資産価値の初期値やボラティリティといったパラメータは未知なものとして2次以上の非線型方程式を使う必要があったが、本講演では資産が負債と株主資本で構成される条件のもと、未知なものを負債価値に限定してパラメータの評価を行った結果が示され、従来の手法 よりも低い計算負荷で評価することが報告された.

第67回

日 時

2015年12月12日(土) 13:30~16:00

場 所

東京理科大学 森戸記念館 第一会議室

出席者

11名

テーマ
講 師
概 要

(1) “Sensitivity analysis of dynamic slacks-based measure for change of uniformly distributed weights to term”
Kitamori Takuya and Sekitani Kazuyuki (静岡大学)
Dynamic slacks-based measure uses historical data sets and provides term efficiency scores. Its empirical studies often use uniformly distributed weights to term, while those weights should be monotonic over the entire observed term. Term efficiency scores with a monotonic sequence of weights to term may be different from ones with another. This study develops a sensitivity analysis that can identify the range of weights to term while maintaining term efficiency scores using uniformly distributed weights to term. An illustrative application of the sensitivity analysis to existing actual data sets was reported and discussed.

 

(2) “Impact of the Local Public Hospital Reform on the efficiency of medium-sized hospitals in Japan: an improved slacks-based measure DEA approach”
Xing Zhang (政策研究大学院大学)
This study analyzed change of medium-sized local public hospitals in efficiency and total factor productivity (TFP) using administrative data from 2006 to 2011. An improved slacks-based measure DEA model was applied in this study. The results indicate a need for region-tailored health care policies and for a more comprehensive reform to overcome the systemic constraints that contributed to the regress of the TFP. Based on the result, data handling in term of dynamic SBM or other issues were discussed.

第66回

日 時

2015年11月21日(土) 14:00~17:00

場 所

筑波大学春日地区 7A202教室

出席者

9名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「起動データによるスマホアプリ間の関係の抽出」
荻野真樹,李元姫 (筑波大学)
アプリケーション(アプリ)のスマートフォンへのインストール状況と起動回数 の時系列データをもとに,アプリの特徴を抽出し評価することを目的に FULLER 株式会社と共同でおこなっている研究の概要が紹介された後,一対のアプリの起動回数時系列データの相違を Earth Mover's Distance を用いて数値化することで,アプリ間の関係を分類する方法などの事例が報告され,討議がなされた.

 

(2) 「Harker法拡張によるANP開発と品質機能展開への応用」
関谷和之 (静岡大学)
AHPは品質機能展開で既に 活用されており,Analytic Network Process (ANP) の適用も近年報告されている.品質機能展開では評価項目間の相乗効果が総合評価には組み込まれていないので,ANP適用はこの問題点を解決するが,副作用をもたらし ていた.本講演で,AHPの基礎から解説した上で,AHPのHarker法をANPに拡張 し,この拡張が副作用なく 問題解決する ことを数値例とともに報告した.

第65回

日 時

2015年6月27日(土) 13:30~16:30

場 所

大阪大学 情報科学研究棟C棟 C607セミナー室

出席者

8名

テーマ
講 師
概 要

(1) “Shape constrained kernel weighted least squares for the estimation of production functions”
Andrew L. Johnson (Texas A&M University, Osaka University)
A unifying framework and estimator called Shape Con-strained Kernel-weighted Least Squares (SCKLS) were proposed, and the relationship between SCKLS and both Convex Non-parametric Least Squares (CNLS) and the Du’s estimator, an example of a shaped constrained kernel estimator, were presented. The characteristics of these estimators were discussed.

 

(2) “Data Envelopment Analysis: New Perspective”
Joe Zhu (Worcester Polytechnic Institute)
In recent years, DEA has been applied in general bench-marking settings where a set of performance metrics are used to construct a DEA-based benchmarking index. In this talk, new perspective of DEA used for the area of business analytics were presented, and the importance of practical applications on DEA were discussed.

第64回 (学生発表会) 

日 時

2015年5月23日(土) 13:25~17:15

場 所

東京理科大学 森戸記念館 第3会議室

出席者

22名

発表

東京・名古屋・浜松から博士・修士課程の学生が参加し, 以下の順で発表された.

 

(1) 「最適電源構成の分析とコスト削減効果の評価」
三澤祐一 (中央大学修士1年)
(2) 「乗数形式2段階DEAにおける双対問題と効率値計算」
中澤友哉 (静岡大学修士1年)
(3) 「外野手の空間データを用いた犠牲フライの戦略分析」
宮﨑誠也 (東京工業大学修士1年)
(4) 「マルコフゲームを用いた野球の試合戦略の評価」
中村太一(東京工業大学修士1年)
(5) 「レクトリニア多角形詰め込み問題に対する厳密解法」
松下 健 (名古屋大学修士1年)
(6) 「出力指向型最短距離DEAによる非効率性尺度の単調性」
南出将仁 (静岡大学修士2年) 
(7) 「ダイナミックネットワークDEA による地方銀行の経営効率評価」
大里怜史 (慶應義塾大学修士2年)
(8) 「日本国内の空港パネルデータを用いた効率性の分析」
Lyu, Yang (政策研究大学院大学博士2年)
(9) 「Efficiency Evaluation of Electricity Distribution Utilities in India: A Two-stage DEA with Bootstrap Estimation」
Sudhir M. Bobde (政策研究大学院大学博士3年)

表彰式

発表者には学生奨励賞が授与された.

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  〔確率モデルとその応用

第12回 (第11回DP研究会との合同開催)

日 時

2016年2月13日(土)14:20~ 14日(日)13:30

場 所

アルカスSASEBO 中会議室B(13日),小会議室(14日)
(長崎県佐世保市三浦町2-3) 

出席者

8名

テーマ
講 師
概 要

当部会発表2件
(1) 「極値探索におけるベイズ的アプローチについて」
堀口正之 (神奈川大学)
確率分布のモードの推定方法は,極値探索としての側面も持つ.本講演では、DP方程式の解法においても知られるフィボナッチ探索,および観測にノイズが含まれる場合のベイズ更新による事後分布の導出について,それぞれ具体例を交えて解説した.

 

(2) 「ルーカス数のbisectionと連分数について」
安田正實 (千葉大学名誉教授)
黄金比の奇数べき乗はLucas数の奇数次項(bisection)の循環連分数で表され,Lucas数の分数はある2次正方行列の結合律を満たす積で有限近似される.また2次の分割最適化問題の係数がフィボナッチ数(或はLucas数)の逆数ならば最小値がやはりフィボナッチ数(或はLucas数)の逆数となる.

第11回

日 時

2016年1月30日(土)13:30~15:30

場 所

上智大学四谷キャンパス2号館11階1130a室 経済学部会議室B

出席者

7名

テーマ
講 師
概 要

“On Marginal-value Functions in Optimization”
岩本誠一 (九州大学名誉教授)
This talk presents all the minimization operations for a sum of squares. The operations yield minimum value functions, which are called marginal-value functions. These functions correspond to the marginal probability/distribution in statistics. A special sequence of operations turns out to be dynamic programming method.

第10回 *3部会 合同研究会~確率モデルの新展開~
「信頼性」研究部会(第10回)
「不確実性環境下の意思決定モデリング」研究部会(第4回)

日 時

2015年10月10日(土)12:00~19:30
(情報交換会 17:45~19:30)

場 所

名古屋工業大学 2号館C棟 2階0221(I1)教室 (研究会会場)

出席者

43名

主 催

「確率モデルとその応用」研究部会
「信頼性」研究部会 http://www.comp.sd.tmu.ac.jp/xiao/socialactivity/index.html
「不確実性環境下の意思決定モデリング」研究部会 http://www.oit.ac.jp/or/

協 賛

日本OR学会中部支部

実行委員会

実行委員長: 大鑄史男(名古屋工業大学)
実行委員: 穴太克則(芝浦工業大学), 笠原正治(奈良先端科学技術大学院大学), 土肥 正(広島大学),中西真悟(大阪工業大学), 堀口正之(神奈川大学),吉良知文(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所),肖霄(首都大学東京)
テーマ
講 師
概 要

(1) 「部分観測可能なマルコフ変調価格過程の下での償還付請求権の評価」
佐藤 公俊 (神奈川大学)
本発表では,条件付請求権としての派生証券の評価モデルの紹介がなされた.原金融資産の価格を規定する経済状態を実体経済から発せられるシグナルを観測することで推定し,資産の価格過程が示された.利得関数をコールタイプとプットタイプに分け,各タイプの問題における売り手と買い手の最適行使戦略を示すとともに,数値例が紹介された.

 

(2) 「Gilesのマルチレベル・モンテカルロ法を包含する一般化されたフレームワークによるオプション・プライシング」
乾 仁 (早稲田大学),穴太克則 (芝浦工業大学)
マルチレベル・モンテカルロ法(MLMC)はGiles(2008)において,従来のスタンダードなモンテカルロ法(SMC)と比較し,より少ない計算コストで同等精度の推定結果を得ることを目的として提案され,シミュレーション手法も紹介された.本発表では,GilesのオリジナルのMLMCを包含し,推定に使用する時間幅の種類に関してより一般化されたマルチレベル・モンテカルロ法(GMLMC)のフレームワークが提案された.数値例では,アメリカンスタイルのオプションのプライシングにGMLMCを適用した結果の考察がなされた.

 

(3) 「待ち時間制約がある単一窓口待ち行列の重負荷極限について」
佐久間 大 (防衛大学校)
多くの待ち行列において客がサービスを受け始めるまでに待てる時間には限界(待ち時間制約)がある.待ち時間制約は客の待ちの放棄を引き起こし,システム性能に与える影響は無視できない.ここでは単一窓口をもつ待ち行列について,システムが重負荷であると仮定した下で,仕事量過程の重負荷 極限の導出方法について解説が行われた.本講演は宮沢政清先生(東京理科大学)・小林正弘先生(東海大学)との共同研究である.

 

(4) 「ネットワーク価格安定化モデル」
木庭 淳 (兵庫県立大学)
ネットワークの各ノード上のエージェントが隣接ノードの商品を売買できる環境において,価格の均衡をモデル化が説明なされた.すなわちファンドと貨幣流通速度の積は価格と取引量の積に等しいというフィッシャー則に適合するよう各ノードで仮定すると,エージェントが売買を繰り返す過程で異なる価格がユニークな価格に収束することが示された.さらにネットワーク形状やノード数およびファンド注入点数がファンド分配に及ぼす影響を実験を通じて考察がなされた.なお,本講演は,三道弘明先生(大阪大学)・菊田健作先生(兵庫県立大学)との共同研究である.

 

(5) 「連続時間マルコフ連鎖における感度解析と信頼性評価への応用」
岡村寛之 (広島大学)
連続時間マルコフ連鎖はシステムの動的なふるまいを表す確率モデルとして信頼性をはじめ多くの分野で用いられている.一方,感度解析は環境の変化がシステムの性能に与える影響を定量的に分析する手法として,システム性能の最適設計などに用いられる.本講演では,連続時間マルコフ連鎖で与えられたモデルの感度解析に対する計算手法,およびそれを応用したコンポーネント重要度評価について紹介がなされた.

 

(6) 「稼働時間コストを考慮した部品の予防 修理・取替政策
中出康一 (名古屋工業大学)
部品の保全に関してはその部品の種類 に応じて様々な種類の問題がある.エンジン等の重要な部品が故障すると重大な事故を引き起こすため,故障前の適切な時点で修理し,または取り替える必要があることが指摘された.また,修理した部品を使用することで燃費等のコストが新品の部品と比べ増大することも示唆された.本発表ではこのような部品の修理・取替問題について,しきい値型修理・取替政策の最適性について議論するとともに,最適政策が持つ性質を数値例等を通して考察がなされた.

第9回 (特別研究会)

日 時

2015年9月19日(土) 13:00~14:30

場 所

上智大学 四谷キャンパス2号館11階1130a室 経済学部会議室B

出席者

9名

テーマ
講 師
概 要

(1) “Randomization versus relaxation in continuous-time MDP”
Alexey Piunovskiy (University of Liverpool - UK)
連続時間マルコフ決定過程および指数型セミマルコフ決定過程における履歴依存型の戦略(strategy)に対して, Markovian strategyの存在を示した.また,離散マルコフ決定過程との関係についても解説を行った.

 

(2) “Optimal Control of Piecewise Deterministic Markov Processes”
Francois Dufour (Institut de Mathematiques de Bordeaux, INRIA Bordeaux Sud-Ouest)
Piecewise Deterministic Markov Processes (PDMPs)での無限期間割引総期待コスト最小化の最適制御に関し,制約条件無しと付きの各々の場合の解の存在,一意性について示した.制約条件付きの場合については,無限次元線形計画問題(LP)との同値性の解説も行った.

第8回

日 時

2015年9月2日(水) 10:30~16:30

場 所

千葉市幕張勤労市民プラザ ミーティング室および第1会議室

出席者

7名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「連続時間マルコフ決定過程について」
堀口正之 (神奈川大学)
マルコフ決定モデルにおいて,状態推移が連続時間で変化し,行動の選択が推移または処理の終了時刻で行われる場合についてセミマルコフモデルも含めて概説した.また,待ち行列の制御の問題を具体例として説明した.

 

(2) 「Hausdorff Content について」
渡辺俊一 (日本大学非常勤講師)
非加法測度の研究に関連して,Hausdorff-capacityの諸性質について,Choquetによる定義やHardy-Littlewood maximal operatorとその不等式なども踏まえながら,最近の話題を中心に解説を行った.

 

(3) 「Non-additive measure and integralsについて」
蔵野正美 (千葉大学名誉教授)
非加法測度およびその積分について,測度の集合族と直積空間のトピックを取り上げた.それらに関する諸定理とその証明について解説した.また,測度の単調性と積分の表現定理に関して具体例も交えながら討議も行った.

第7回 (特別研究会)

日 時

2015年6月27日(土) 13:30~17:00

場 所

城西大学 東京紀尾井町キャンパス1号館507教室

出席者

6名

テーマ
講 師
概 要

(1)“ Uncertainty Theory: A Branch of Mathematics for Modeling Belief Degrees”
Baoding Liu (Department of Mathematical Sciences, Tsinghua University)
Uncertainty theory について概観するとともに, Belief degreeの具体的な構成や例をもとに,他の不確実性理論との異なる点とUncertainty theoryにおける数学理論について議論と理解を深めた.

 

(2) “ Uncertain portfolio selection”
Xiaoxia Huang (Dongling School of Economics and Management, University of Science & Technology Beijing)
ポートフォリオにおける選択理論について,Uncertainty theoryに基づくアプローチと問題の定式化,およびBelief degreeと確率論的分析のそれぞれの手法の違いについて,具体例を交えて説明を行い討議した.

第6回

日 時

2015年5月30日(土) 13:30~16:00

場 所

上智大学 四谷キャンパス2号館11階1130a室 経済学部会議室B

出席者

9名

テーマ
講 師
概 要

「DP,整数計画法,グリードイド,ファジイ, そして人間集団の意思決定法」
岩村覚三 (城西大学数学科)
多次元ナップサック問題がDPで解けること,集合被覆問題を商用コードで解く計算時間の問題サイズ,densityについて詳しく調べた.グリードイドアルゴリズムはDPの部分アルゴリズムである.ファジイ意思決定問題の将来,人間集団の意思決定法は脳機能の発展に伴ってモデル化が発展するだろうという予感を話した.

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  〔信頼性

部会URL

http://www.comp.sd.tmu.ac.jp/xiao/socialactivity/index.html

第11回

日 時

2015年12月19日(土) 13:30~16:20

場 所

法政大学 小金井キャンパス 西館6階 W6010室

出席者

11名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「ソフトウェアテスト:Concolic Testing の応用と課題~SATソルバーと抽象構文木~」
松尾谷 徹 (有限会社デバッグ工学研究所 代表)
ソフトウェアテストは,プログラムが持つ制御経路の探索問題として捉えることができます.実際のプログラムは,実行時の変数値を使った分岐が存在するため,SAT ソルバーを使った静的な経路探索では十分な網羅を得ることができません.そこで,Symbolic Executionと呼ばれる手法を使った探索方法が提案され実用化が始まっています.その中でConcolic testingと呼ばれる技術の応用面と課題について紹介します.Concolicとは concrete executionと symbolic executionの合成語であり Symbolic Execution を高速化します. 高速化により,ヒューリスティック探索の応用範囲を広げました.応用例とし て派生開発における回帰テストの問題を紹介します.

 

(2) “ Revisiting Byzantine Fault Models: the Question of Dynamicity”
Prof. Xavier Defago (北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科)
In the design of fault-tolerant distributed systems, the most severe kind of faults is known as Byzantine faults. Such faults allow an arbitrary behavior from faulty/corrupted/traitor nodes, which include arbitrary state corruptions, inconsistent and fake messages, collusion, and any other kind of behavior with malicious intent.
Classical Byzantine fault models considered in distributed algorithms are implicitly based on the assumption that faults are only due to fabrication defects or an existing backdoor, and hence of an inherently static nature.
In this talk, we revisit these assumptions and discuss fault models in which faults may occur more dynamically. In particular, we consider two different contexts in which the dynamicity of faults may possibly affect the solvability of key problems such as distributed agreement. In the mobile byzantine fault model, the topology of the system is static but the set of faulty nodes changes over time. In contrast, we consider also the case when the set of faulty nodes is fixed but the topology of the system changes over time.

 

(3) “Testing-Based Formal Verification: A New and Practical Approach for Software Quality Assurance”
Prof. Shaoying Liu (法政大学 情報科学部)
Specifications and programs for complex computer systems inevitably contain bugs and their identification and elimination are crucial for the assurance of the quality of the software artifacts. Formal verification can be used to prove that a software artifact possesses desired properties such as consistency and correctness, but their application to the faulty specifications and programs usually fail. Testing is a practical technique that uses selected data to detect bugs but is usually unable to establish the desired properties.
I n this talk, a new and practical approach known as testing-based formal verification (TBFV) is introduced and its application to verifying properties of specifications and programs are then discussed. This approach is expected to strike an effective balance between formal verification and testing by utilizing their advantages and avoiding their weaknesses. The underlying principle is to use well selected data to test whether desired properties expressed as logical formula do not hold and the result can help the developer to determine the quality of the artifact. The biggest advantage of TBFV over the testing and formal verification approaches is the great potential of full automation with the effect of approximation to formal proof in most cases.

第10回 *3部会 合同研究会~確率モデルの新展開~
「確率モデルとその応用」研究部会 (第10回)
「不確実性環境下の意思決定モデリング」研究部会 (第4回)

日 時

2015年10月10日(土)12:00~19:30
(情報交換会 17:45~19:30)

場 所

名古屋工業大学 2号館C棟 2階0221(I1)教室 (研究会会場)

出席者

43名

主 催

「確率モデルとその応用」研究部会
「信頼性」研究部会 http://www.comp.sd.tmu.ac.jp/xiao/socialactivity/index.html
「不確実性環境下の意思決定モデリング」研究部会 http://www.oit.ac.jp/or/

協 賛

日本OR学会中部支部

実行委員会

実行委員長: 大鑄史男(名古屋工業大学)
実行委員: 穴太克則(芝浦工業大学), 笠原正治(奈良先端科学技術大学院大学), 土肥 正(広島大学),中西真悟(大阪工業大学), 堀口正之(神奈川大学),吉良知文(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所),肖霄(首都大学東京)
テーマ
講 師
概 要

(1) 「部分観測可能なマルコフ変調価格過程の下での償還付請求権の評価」
佐藤 公俊 (神奈川大学)
本発表では,条件付請求権としての派生証券の評価モデルの紹介がなされた.原金融資産の価格を規定する経済状態を実体経済から発せられるシグナルを観測することで推定し,資産の価格過程が示された.利得関数をコールタイプとプットタイプに分け,各タイプの問題における売り手と買い手の最適行使戦略を示すとともに,数値例が紹介された.

 

(2) 「Gilesのマルチレベル・モンテカルロ法を包含する一般化されたフレームワークによるオプション・プライシング」
乾 仁 (早稲田大学),穴太克則 (芝浦工業大学)
マルチレベル・モンテカルロ法(MLMC)はGiles(2008)において,従来のスタンダードなモンテカルロ法(SMC)と比較し,より少ない計算コストで同等精度の推定結果を得ることを目的として提案され,シミュレーション手法も紹介された.本発表では,GilesのオリジナルのMLMCを包含し,推定に使用する時間幅の種類に関してより一般化されたマルチレベル・モンテカルロ法(GMLMC)のフレームワークが提案された.数値例では,アメリカンスタイルのオプションのプライシングにGMLMCを適用した結果の考察がなされた.

 

(3) 「待ち時間制約がある単一窓口待ち行列の重負荷極限について」
佐久間 大 (防衛大学校)
多くの待ち行列において客がサービスを受け始めるまでに待てる時間には限界(待ち時間制約)がある.待ち時間制約は客の待ちの放棄を引き起こし,システム性能に与える影響は無視できない.ここでは単一窓口をもつ待ち行列について,システムが重負荷であると仮定した下で,仕事量過程の重負荷 極限の導出方法について解説が行われた.本講演は宮沢政清先生(東京理科大学)・小林正弘先生(東海大学)との共同研究である.

 

(4) 「ネットワーク価格安定化モデル」
木庭 淳 (兵庫県立大学)
ネットワークの各ノード上のエージェントが隣接ノードの商品を売買できる環境において,価格の均衡をモデル化が説明なされた.すなわちファンドと貨幣流通速度の積は価格と取引量の積に等しいというフィッシャー則に適合するよう各ノードで仮定すると,エージェントが売買を繰り返す過程で異なる価格がユニークな価格に収束することが示された.さらにネットワーク形状やノード数およびファンド注入点数がファンド分配に及ぼす影響を実験を通じて考察がなされた.なお,本講演は,三道弘明先生(大阪大学)・菊田健作先生(兵庫県立大学)との共同研究である.

 

(5) 「連続時間マルコフ連鎖における感度解析と信頼性評価への応用」
岡村寛之 (広島大学)
連続時間マルコフ連鎖はシステムの動的なふるまいを表す確率モデルとして信頼性をはじめ多くの分野で用いられている.一方,感度解析は環境の変化がシステムの性能に与える影響を定量的に分析する手法として,システム性能の最適設計などに用いられる.本講演では,連続時間マルコフ連鎖で与えられたモデルの感度解析に対する計算手法,およびそれを応用したコンポーネント重要度評価について紹介がなされた.

 

(6) 「稼働時間コストを考慮した部品の予防 修理・取替政策
中出康一 (名古屋工業大学)
部品の保全に関してはその部品の種類 に応じて様々な種類の問題がある.エンジン等の重要な部品が故障すると重大な事故を引き起こすため,故障前の適切な時点で修理し,または取り替える必要があることが指摘された.また,修理した部品を使用することで燃費等のコストが新品の部品と比べ増大することも示唆された.本発表ではこのような部品の修理・取替問題について,しきい値型修理・取替政策の最適性について議論するとともに,最適政策が持つ性質を数値例等を通して考察がなされた.

第9回

日 時

2015年6月20日(土) 16:20~18:00

場 所

早稲田大学 早稲田キャンパス 11号館 7階 705教室

出席者

16名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「ソフトウェアエージングと若化:チュートリアル」
土肥 正 (広島大学大学院工学研究科)
ここ20年間で,ソフトウェアエージング(老化)と若化に関する話題が,ソフトウェア工学並びに高信頼化(ディペンダブル)計算理論の研究領域において活発に議論されるようになってきました.本講演ではソフトウェアシステムのエージングと若化に関する研究の歴史的経緯から最近の話題まで,なるべく平易に概観することを目的とし,信頼性工学とソフトウェア工学の双方の観点から共通する課題についてふれたいと思います.ここでの講演内容は,ソフトウェア技術者協会主催第10回ソフトウェア信頼性研究会ワークショップでの基調講演の内容をベースにしています.

 

(2) 「測定と予測を通じたソフトウェア品質評価と改善の実践的取り組み」
鷲崎弘宜 (早稲田大学)
ソフトウェアの品質を測定評価し,改善に向けて取り組む際の落とし穴とコツを,様々な企業における実践事例を交えて解説します.具体的には,ゴール指向の定義やメトリクスシステムの改善,ダッシュボード等について言及します.さらにソフトウェアの信頼性にフォーカスして,不確実性を考慮した独自の信頼性モデルに基づき予測する取り組みを紹介します.

第8回

日 時

2015年6月6日(土) 9:00~16:50

場 所

広島大学工学部 A1棟 141会議室(東広島市鏡山 1-4-1)

出席者

25名

テーマ
講 師
概 要

(1) 9:00- 9:10
Opening Address,
Professor Tadashi Dohi ( Hiroshima University, Japan )

 

(2) 9:10-10:00
“The swinging moods of Bayesians”
Professor Nozer D. Singpurwalla ( The George Washington University, USA )( City University of Hong Kong, China )
Coherence is the declared hallmark of Bayesian inference. By coherence it is meant here a strict adherence to the calculus of probability. But to achieve coherence a Bayesian is required to undergo mood swings from the indicative to the irrealis, and back to the indicative. The purpose of this talk is to make the above matter transparent by an examination of what is known as "turning the Bayesian crank". In this expository talk, we leave it to the judgment of the reader as to whether coherence has been achieved in the sense claimed.

 

(3) 10:00-10:50
“On some aspects of population dynamics in reliability”
Professor Maxim Finkelstein ( University of Free State, South Africa )
We consider items that are incepted into operation having already a random (initial) age and define the corresponding remaining lifetime. We show that these lifetimes are identically distributed when the age distribution is equal to the equilibrium distribution of the renewal theory. Then we develop the population studies approach to the problem and generalize the setting in terms of stationary and stable populations. We obtain new stochastic comparisons for the corresponding population ages and remaining lifetimes. The effect of a random initial age on the failure rate of the remaining lifetime is illustrated via a simple example.

 

(4) 10:50-11:40
“Parameter estimation and model selection for phase-type distributions”
Professor Hiroyuki Okamura ( Hiroshima University, Japan )
In this talk, we present the computational methods for parameter estimation and model selection for phase-type (PH) distributions. PH distributions are one of the widest classes of the positive-valued distribution, and can approximate any positive-valued distributions. Since PH distributions are compatible with continuous-time Markov chains, PH distributions are used in reliability analysis to represent failure time distributions. In the talk, we introduce the computational approach for maximum likelihood estimation of PH distribution and discuss how to determine the number of phases from the statistical point of view.

 

11:40-13:00 Lunch Break

 

(5) 13:00-13:50
“Reliability and performance of systems with reworking and backups”
Dr. Gregory Levitin ( The Israel Electric Corporation Ltd., Israel University of Electronic Science and Technology of China )
This talk presents a series of recent works on systems subject to backups and dynamic reworking. Particularly, in such systems an element taking over the mission task after a failure must redo some portion of work already performed by the failed online element, which makes the actual mission time dynamic. The considered systems are widely used in applications such as computing and manufacturing, but have not been well studied in reliability theory. Different backup types (incremental and full) and policies (periodic and non-periodic) are discussed as well as different reworking system types (cold and warm standby, repairable). The influence of the reliability of the backup mechanism itself on the system performance is demonstrated. A new recursive numerical algorithms are developed to evaluate the reliability, expected completion time and cost of missions performed by the studied systems. Some phenomena specific for backup systems are revealed. For example, standby systems with backups are non-coherent, which means that the system reliability has non-monotonic dependence on the reliability of individual elements. Another finding is that the mission reliability of such systems can be improved by preventive replacements even when the preventive replacement time is not lower than the corrective replacement time. Finally, several optimization problems that arise in backup systems are discussed: optimal backup distribution during the mission, optimal combination of backup distribution with standby elements activation sequencing, optimal combination of backup and preventive replacement schedule.

 

(6) 13:50-14:40
“Multi-state systems and binary state systems”
Professor Fumio Ohi ( Nagoya Institute of Technology, Japan )
A well known model of a binary state system assumes state spaces to be binary as {0,1}, where 0 and 1 respectively mean failure and normal states. We, however, may frequently observe cases in which components and systems can take intermediate states between total failure and perfectly functioning states, which require us to develop a theory of multi-state systems and stochastic evaluation methods. Recently many researchers have studied this case and proposed some effective methods for stochastic evaluation of systems. These methods, however, implicitly assume that we know the structure function of the system which corresponds a combination of states of the components and a state of the system. For determination of a structure function or equivalently minimal path or cut sets of a binary state system, we have a practical method called FTA, but for multi-state systems, we generally do not have such a method so far. In this presentation, using the FTA method, we try to present a procedure for determining structure functions of multi-state systems.

 

14:40-15:00 Tea Break

 

(7) 15:00-15:50
“Probabilistic modeling of server breakdowns and efficiency optimization”
Professor Ji Hwan Cha ( Ewha Womans University, Korea )
Web servers have to be protected against overload since overload can lead to a server breakdown, which in turn causes high response times and low throughput. In this article, a stochastic model for breakdowns of server systems due to overload is proposed and an admission control policy which protects Web servers by controlling the amount and rate of work entering the system is studied. Requests from the clients arrive at the server following a nonhomogeneous Poisson process and each requested job takes a random time to be completed. It is assumed that the breakdown rate of the server depends on the number of jobs which are currently being performed by the server. Based on the proposed model, the reliability function and the breakdown rate function of the server system are derived. Furthermore, the long-run expected number of jobs completed per unit time is derived as the efficiency measure and the optimal admission control policy which maximizes the efficiency will be discussed.

 

(8) 15:50-16:40
“Wavelet analysis in software reliability engineering”
Dr. Xiao Xiao ( Tokyo Metropolitan University, Japan)
Wavelet transform is now an old story for image and signal processing specialists. It was Jean Morlet, a French geophysicist, who proposed the concept of wavelet analysis in 1982. After that, the main elements have been fixed by pioneering works of Yves F. Meyer, Stephane G. Mallat, and Ingrid Daubechies. During the last twenty years, wavelet has been applied successfully in a wide range of areas, such as signal processing, data compression, smoothing and image denoising. It also gathers attention of reliability engineering community in recent years. This talk reviews the recent published papers dealing with applications of wavelets in reliability engineering. Especially, I talk about how this attractive mathematical tool was introduced into software reliability engineering, followed by some evaluation results and remaining difficulties. Challenges to be addressed are summarized for a further discussion.

 

(9) 16:40-16:50 Closing

第7回

日 時

2015年5月22日(金) 9:30~11:30

場 所

隠岐島文化会館
島根県隠岐郡隠岐の島町西町吉田の二の2番地

出席者

16名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「GPGPUを用いた並列離散イベントシミュレーション研究の動向」
大原 衛 (東京都立産業技術研究センター)
近年,画像処理用のプロセッサ(Graphic Processing Unit: GPU) を汎用処理に用いるGPGPU(General-Purpose processing on GPUs)技術が,様々な理工学分野で注目を集めている.これまでに,GPGPUを用いた連続系シミュレーション(Continuous System Simulation: CSS)の並列化については多くの報告があるが,離散イベントシミュレーション(Discrete Event Simulation: DES)に関する事例は報告が非常に少ない.DES の応用は,待ち行列やネットワーク,論理回路シミュレーションなど,非常に幅広く,これらの分野でも並列化による性能の向上が強く求められている.本稿では,DESの並列化にGPGPUを用いる試みについて,文献調査等から得られた知見を報告する.

 

(2) 「共通原因故障を考慮したシステムの評価について」
弓削 哲史 (防衛大学校)
代表的な従属故障である共通原因故障は,複数の機器が故障する確率を増大させ,時にシステムダウンの主要な原因となる.よって共通原因故障を考慮した信頼性安全性解析は確率論的リスク解析(Probabilistic Risk Analysis : PRA)において特に重要である.本講演では,主に原子力発電設備におけるPRAの現状,その中でも共通原因故障を解析するための一般的な手法や問題点を紹介するとともに,より現実的な解析を行うための取り組みを紹介する.

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  〔数理的発想とその実践

第5回

日 時

2016年2月7日(日) 14:00~18:00,2月8日(月) 9:00~12:00

場 所

しきぶ温泉 湯楽里
(〒915-0876 福井県越前市白崎町68-8)

出席者

20名

テーマ
講 師
概 要

2016年2月7日(日)

(1) 「多項ロジットモデルによる航空と鉄道の提携モデル構築と社会的
厚生の分析」
佐藤公俊 (神奈川大学 工学部)
本発表では,航空と高速鉄道の連携輸送による効果を示した.混雑空港を含む3都市ネットワークにおいて,各輸送サービスの品質差を考慮するために多項ロジットモデルを用いて評価するモデルを提案した.市場シェアや社会的厚生について両機関が競合する場合と比較し,提携のメリットおよびデメリットを明らかにした.

 

(2) 「Estimation of Unobserved Voter Preference Markov Process」
岡部智人 (一橋大学 経済研究所),野際大介 (福井工業大学 環境情報学部)
本研究の研究課題は,アメリカ人の支持政党(政党の選好)の長期的推移である.具体的には,個人の支持政党の推移が観察不可能なクロスセクションデータから,マルコフ性を仮定した,個人の支持政党の動的推移を推定する方法を提案し,白人と黒人の当該動的特性の違いを推定,考察した.

 

(3) 「The micro-geographies of industrial diversity and productivity growth: Evidence from the transportation equipment industry in Japan」
河上 哲 (近畿大学 経済学部),山田恵里 (近畿大学 総合社会学部)
輸送用機械製造業を対象に,各事業所の生産性の変化を計量経済学的手法により計測し,生産性の高い事業所群のクラスター構造を定量的かつ視覚的に把握した.分析結果より,規模の大きい組立工程にある事業所の周辺に,比較的生産性の高い部品・装備品を製造する事業所群がクラスターを形成して立地していることが判明した.

 

(4) 「On variance-stabilizing multivariate nonparametric regression estimation」
西田 喜平次 (兵庫医療大学 共通教育センター),金澤 雄一郎 (筑波大学 システム情報系)
局所線形回帰推定量(LL推定量)の平均二乗誤差を最小化する局所可変なバンド幅は,推定量の分散が不均一であるという性質を持っている.本研究では,多変量LL推定量に対して,推定量の分散が定義域上で均一となる分散安定化バンド幅行列を提案し,推定量のもつ性質を解明した.


2016年2月8日(月)

(5) 「実代数幾何に基づく最適化手法とその拡がり」
穴井 宏和(富士通研究所/九州大学/国立情報学研究所)
限量記号消去(quantifier elimination)とよばれる数式処理のアルゴリズムの解説とそのものづくりなどの産業応用について説明した.

 

(6) 「社会実装に向けた数理技術の研究開発」
穴井 宏和(富士通研究所/九州大学/国立情報学研究所)
産業における数理技術(数理モデル,分析,最適,人工知能etc.)の研究開発のトレンドについて説明し,企業研究所(富士通研究所を例に)の研究開発の実情や最新の取組みについて紹介した.

 

(7) 「人の移動・遭遇に関するパターン分析と近接情報サービスへの応用」
藤原 明広(福井工業大学 環境情報学部)
本講演では,まず人の生み出すパターンに普遍的なベキ乗則と,その数理モデルによる理論的理解について概説した.次に遅延耐性ネットワークについて解説し,人の移動・遭遇が通信性能に影響する事を説明した.人流ビッグデータ分析に関する最近の研究成果を解説すると共に,近接情報サービス等への応用事例も挙げた.

第4回

日 時

2015年12月5日(土) 14:30~17:30

場 所

福井市地域交流プラザ606研修室(AOSSA 6階)(福井市手寄1-4-1)

出席者

11名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「学生がワープロで作成した問題を利用した学習ツールの開発と利用」
上田恵子,越田美千代,金子宏之 (小松短期大学)
診療情報管理士(日本病院会が主になり認定している資格)認定試験合格へ向けての受験対策用学習ツールをExcel VBAにて試作した.アンケート結果から,授業の課題として学生がワープロで作成した問題を利用した自習用ツールにより,学習成果を上げることができると結論づけた.

 

(2) 「小松市に立地する大学がおよぼす経済効果の算出-産業連関分析を用いて-」
金子宏之 (小松短期大学)
近年,特に地方大学においてその立地によりもたらされる経済効果を推計および公表する大学が増えている.本報告では,平成19年と平成23年に文部科学省より公表された調査研究等にもとづき,石川県小松市に立地する短期大学が及ぼす経済効果を推計し,直接効果の約1.48倍の県内生産誘発効果がもたらされることを示した.

 

(3) 「インフラの劣化予測と最適維持管理について」
谷脇一弘 (福井工業大学)
近年,各地方自治体の逼迫した財政状況により,老朽化したインフラは適切な補修を行い延命する方策がとられるようになってきた.本講演では,福井県管理の橋梁約2200橋の点検結果より得られた劣化曲線,最適補修時期を決定するためのBMSを紹介し,福井県管理の橋梁への適用例とその有効性について講演した.

第3回

日 時

2015年10月3日(土) 14:30~17:00

場 所

金沢工業大学 扇が丘キャンパス 21号館5階502会議室
(〒921-8501石川県野々市市扇が丘7-1)

出席者

14名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「階層による部下数を考慮した組織構造の関係追加モデル」
澤田 清 (流通科学大学 経済学部 経済情報学科)
発表者は,木構造などで表される組織構造に対して,組織全体の情報伝達効率を最大にするメンバー間の関係追加モデルやリエゾン配置モデルを提案してきた.本発表では,関係追加の情報伝達長を考慮したモデルや階層による部下数を考慮したモデルを中心に報告した.

 

(2) 「自己組織化マップSOMの基本原理と最近の応用事例について」
大藪 又茂(金沢工業大学 数理基礎教育課程)
Kohonenにより考案されたSelf Organizing Maps(自己組織化マップ;SOM)は,教師なしのクラスタリングの一つの手法として注目されている.本講演では,SOMの計算原理,特徴など示し,演者らが開発した球面SOM(Spherical SOM)を紹介した.さらに感性工学,医療分野への応用事例を紹介した.

第2回

日 時

2015年7月25日(土) 14:30~17:00

場 所

福井工業大学福井キャンパス プレゼンテーションルーム
(〒910-8505 福井県福井市学園3丁目6番1号)

出席者

8名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「マルコフ転換モデルの概要と状態空間形式への適用に関する諸問題」
千葉 賢 (福井工業大学 環境情報学部)
経済活動の過程で生成される時系列データは,景気循環や市場の状況,政策の変更などに応じて挙動が大きく変化する場合が多い.本講演では,この様なデータを分 析する際に有効な手法の1つであるマルコフ転換モデルについて解説した.また,マルコフ転換モデルと状態空間モデルを融合させたモデルの有効性について説明した.

 

(2) 「ファジィシステムのこれまでとこれから
―Type-1ファジィシステムからType-2ファジィシステムへ―」
関 宏理 (大阪大学大学院 基礎工学研究科)
ファジィシステムは計算知能分野の主軸の一つとして,非常に重要な役割を果たしている.また,近年では「Type-2ファジィシステ ム」が提案され,制御や医療分野をはじめ,様々な分野で活発に研究されている.本発表では世界におけるファジィシステムの現状を述べるとともに,ファジィシステムの最新動向について紹介した.

第1回

日 時

2015年5月23日(土) 14:30~17:00

場 所

金沢学院大学大学院サテライト教室
(〒920-0919 石川県金沢市南町3番1号 南町中央ビル6階)

出席者

8名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「段階推定法を利用した潜在クラスの時系列的把握」
加藤 諒 (名古屋大学大学院 経済学研究科)
星野崇宏 (慶應義塾大学 経済学部・大学院経済学研究科)
堀江尚之 (エクネイクスラボラトリー)
今回は,段階推定法を利用して,実務の現場で使用されることの多い反復横断データから,潜在クラスの構成比の変化や,消滅・生成を時系列的に把握する方法を紹介した.ここでは数理的なモデルの導出に加え,乱数シミュレーションによるモデルの妥当性の確認や,マーケティングの実データへのいくつかの適用例を示した.

 

(2) 「腹膜偽粘液腫において特異的に発現する遺伝子特定のためのデータ解析」
宇野剛史 (徳島大学大学院 ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部)
腹膜偽粘液腫は難病性のがん腫であり,希少性等によりその特性・発生機構は未解明である.診断において特異的に発現する遺伝子の特定は重要な課題である.検体には膨大な遺伝子が含まれることから,効率的なデータ解析が求められる,本講演では厚労科研費採択課題の一環として行われた共同研究の成果について紹介した.

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 〔リーンマネジメントシステム

第10回
「アグリサプライチェーンマネジメント」 第4回との合同研究会

日 時

2016年1月23日(土) 14:00~17:00

場 所

琉球大学農学部202教室

出席者

11名

テーマ
講 師
概 要

(1)「森林資源利用の効率化に向けた最適管理空間配置の探索」
保坂耕平 (琉球大学)
空間情報や収穫量の予測を利用し,土地の集約化,伐採量制約や運搬のための林道制約を考慮した木材収穫量最大化問題の提案がなされ,林業と農業の両方が抱える小規模分散的な土地利用の改善に関して,理論から実現場での適用に至るまで幅広い観点から議論を行った.

 

(2)「アグリサプライチェーンにおける利益分配・負担享受に関する考察」
蓮池 隆 (早稲田大学)
農家・小売・消費者まで一貫した農産物サプライチェーンにおいて,農家と小売間での総利益や総負担額の適切な分配を行うことで,農家負担を軽減する契約方式を,ゲーム理論を利用した数理計画問題として定式化を行い,その最適解が意味する施策について議論を行った.

 

(3)「海外におけるリーンマネジメントシステムと最適政策」
中島健一 (神奈川大学),伊藤 健 (東北大学)
近年,リーン生産・物流マネジメントシステムは国内外における多くの企業において注目されている.本研究では,海外における自動車関連分野でのリーンマネジメントの現状について概説し,実際に導入されているDC(Distribution Center)を用いたサプライチェーンのモデル化およびシステムの最適化について議論を行った.

第9回

日 時

2015年11月27日(金) 15:30~17:30

場 所

金沢学院大学サテライト教室(金沢市南町3番1号南町中央ビル6階)

出席者

8名

テーマ
講 師
概 要

(1)「使用済み食用油の再生利用の効率化とリーンマネジメント」
*春名 亮 (金沢学院大学),奥原浩之 (大阪大学)
本報告では2つの状況(廃食用油及びバイオディーゼルバスで使用した燃料の再生利用,食用油の完全再使用)を考慮して,使用済の食用油の再生利用の効率性を評価するために,食用油の費用及び健康リスク をモデルに導入し,それに従って費用や健康リスク,温室効果ガス排出の削減について解析及び議論した.

 

(2)「物の流れを基点とした業務効率向上のアプローチ」
木内正光 (城西大学)
製造業において,管理部門は大量に情報を処理し迅速な意思決定を要求されるが,最終的に顧客に渡るのは「製品(物)」である.本講演ではこの観点を再確認し,物の流れを基点として情報の流れを把握する方法を,伝統的なIE手法及びQC手法の活用に焦点を当て,具体的な活用案を示した.

第8回

日 時

2015年9月25日(金) 15:00~17:30

場 所

JFEスチール(株) スチール研究所 京浜ビル8F プレゼンテーションルーム
神奈川県川崎市川崎区南渡田町1番1号

出席者

9名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「生産計画・物流計画への最適化およびシミュレーション技術の応用」
吉成有介 (JFEスチール(株)スチール研究所)
生産計画・物流計画の策定において最適化・シミュレーション技術を適用した3件の事例が紹介された: 1)薄板製品の素材設計・構造を扱う生産管理システムに適用した素材設計シミュレータと対話型スケジューラ, 2)複数物流拠点を一元化した構外薄板配車計画における最適化アルゴリズムの適用, 3)荷役と運搬作業を複数アルゴリズムで同時に解く構内荷役運搬計画システム

 

(2)「品質レベルによる分類を考慮したグリーンサプライチェーンモデル」
北條仁志 (大阪府立大学)
生産過程において不確実な生産能力をもつクローズドループサプライチェーンに対して期待利得最大化の基準の下で使用済み製品を3つのカテゴリ―に分類するためのレベルおよび市場に対して小売業者が支払うインセンティブを決定する問題が扱われた.この問題を解くための二段階的手法が提案され,目的関数に対する特性について述べられた.

第7回

日 時

2015年8月6日(木) 15:00~17:00

場 所

サムティフェイム新大阪 4F-C
大阪市淀川区西中島6-5-3

出席者

8名

テーマ
講 師
概 要
「農業経営におけるリーンマネジメント」
伊藤 健 (東北大学)
わが国の農業において,近年,農地集約化や集団営農など,農業経営を取り巻く環境は大きく変化している.外国産の農産物との競争や,食料自給率の向上には経営の効率化が不可欠であり, 製造業と同様,営農分野においても数理最適化や生産管理手法に基づくリーンマネジメントを実践する必要がある.本研究会では,営農における代表的な課題である作付計画について, 整数計画に基づく新たなモデルの提案や, 分枝限定法を用いた効率的解法の検討など,組織営農に有効な経営管理手法について講演者から話題提供があり, 参加者による意見交換・議論がなされた.

第6回

日 時

2015年5月23日(土) 10:30~12:00

場 所

KUポートスクエア 横浜市西区みなとみらい2-3-1
クイーンズタワーA 14階 演習室

出席者

7名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「サプライチェーンの配送計画問題への近似DPの応用」
小島貢利 (名古屋工業大学)
需要量が確率的に変動する,多品種の自販機サプライチェーンに対して,品種毎の積載容量を考慮して,総配送費用(距離)を最小にする配送政策を求める配送計画問題の定式化を行った.また,近似DPの一つであるSBMPIMを用いた,最適な配送政策を決定するアルゴリズムを適用し,数値例でその有効性を検証した.

 

(2) リーンマネジメントシステム研究の新展開に関する全体討議

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  〔公共的社会システムとOR

第10回

日 時

2016年1月28日(木)15:00~18:15

場 所

政策研究大学院大学 4階 研究会室B

出席者

18名
テーマ
講 師
概 要

(1) 「安全性と移動距離に着目した児童の下校経路設計のための数理最適化モデル」
田中健一 (慶應義塾大学)
児童が安全に登下校をするための経路設計の問題が取り上げられた.児童が一人で歩く距離の合計を最小化する問題と,学校と家との距離の合計を最小化する問題を同時に考慮した,二目的の数理最適化モデルが提案された.道路網データから作成した例題に対する分析結果から,学校から家までの最短経路距離に対してごく僅かな迂回を許すことにより一人で歩く距離が大幅に削減されるような経路案が示された.

 

(2) 「計量的社会システム分析事例とその貢献」
大山達雄 (政策研究大学院大学)
われわれを取り巻く現代市民社会を構成する「社会システム」としては,交通,エネルギー,食糧,環境,教育,医療,福祉等々,数多くの対象が存在する.計量的社会システム分析は,多くの計量的データを統計的に処理加工し,あるいはまた何らかの数理モデルを用いて社会システムにおける諸問題を精査分析し,解釈を目指すものである.講演では,政策研究大学院大学における教育研究活動の中で,講演者が携わってきた分析事例が紹介され,その役割,貢献について報告された.

第9回

日 時

2015年11月20日(金)15:00~18:15

場 所

政策研究大学院大学 4階 研究会室B

出席者

13名
テーマ
講 師
概 要

(1) 「2020年東京オリンピックにおける東京ベイゾーン競技会場への観客輸送について」
三浦英俊 (南山大学)
2020年の東京オリンピックの競技会場の多くがお台場を中心とする東京ベイゾーンに立地する.ここでは体操競技や水泳などの競技開催が予定されており,オリンピック期間中には多くの観客が集中することが予想される.そして,観客の多くは東京ベイゾーンの競技会場まで鉄道を利用することが想定される.こうした背景に着目し,鉄道およびバスによる観客の輸送力の見積もりに関する分析結果が紹介された.

 

(2) 「議席配分方式の偏りの比較検討」
Sumachaya Harnsukworapanich(大阪工業大学大学院)
一森哲男 (大阪工業大学)
偏りの観点から,唯一の議席配分方式を見つけるため,緩和除数方式のクラスから25個の方式が候補に選ばれた.偏りを求めるための尺度として,BalinskiとYoung の尺度,Ernstの尺度,および,講演者らが提案した尺度が取り上げられた.実際のアメリカの各州の人口データを利用し,これら25個の配分方式の偏りを測った結果が紹介された.

第8回

日 時

2015年6月26日(金)15:00~18:15

場 所

政策研究大学院大学 4階 研究会室B

出席者

18名
テーマ
講 師
概 要

(1) 「辞書式最速流による避難計画作成モデルの実験的解析」
小林和博 (海上技術安全研究所)
津波による浸水時などの要避難者の効率的な避難計画を,動的ネットワークフローを用いて求める方法が紹介された.要避難者の避難状況が動的ネットワーク上の動的フローとして表現され,効率的な避難計画を求める問題が辞書式最速流として定式化された.さらに,実際の地理情報に基づいて実施した,提案手法の実験的解析の結果についての報告があった.

 

(2)「鉄道事故の発生と列車運行に与える影響に関する分析」
山口剛志 (鉄道総合技術研究所)
日本の鉄道は,定時性と輸送量の大きさから,重要な社会インフラであるが,事故が発生するとその定時性は失われてしまう.このような観点から,2001年以降に発生した鉄道事故データの分析結果が示され,事故が列車運行に与える影響や「発生時刻」,「原因」,「地域」別の特徴についての報告があった.

第7回

日 時

2015年4月17日(金)15:00~18:15

場 所

政策研究大学院大学 4階 研究会室B

出席者

14名
テーマ
講 師
概 要

(1) 「国連総会投票データへのモジュラリティ最大化コミュニティ検出法の適用」
坂本 正樹 (慶應義塾大学)
ネットワーク分析におけるモジュラリティ最大化によるコミュニティ検出法を国際連合総会における各国投票データに適用することにより,政治的近接性に基づく国家間コミュニティの構造分析が行われた.分析において,冷戦期と冷戦後の時代毎のコミュニティ構造の変遷や,議題テーマ別の領域におけるコミュニティ構造の違いについて特に注目して比較考察が行われた.

 

(2) 「目的地選択モデルにもとづく地の利・商圏均衡・最適配置の解析解」
本間 健太郎 (東京大学)
ロジットモデル・拡張ハフモデルを理論的に再解釈し,「選好の多様性」,「情報の不完全度」,「交通機関の発達度」などの属性を組み込んだモデルが提案された.これらのパラメーターと,"地の利" (どうなっているか),利潤を追求する購買地の釣り合い分布 (どうなっていくか),住民にとっての施設の最適配置 (どうあるべきか)との関係について理論モデルを用いた成果が紹介された.

第6回

日 時

2015年3月24日(火)15:00~18:15

場 所

政策研究大学院大学 4階 研究会室B

出席者

8名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「議席配分方式の偏りを測る尺度について」
一森 哲男 (大阪工業大学)
現在,配分方式の偏りを測る標準的な尺度は存在しない.このことが,議員定数配分問題を200年以上未解決としている原因となっている.任意の2州を考えたとき,小州が有利となる確率を,配分方式の偏りの尺度とした場合,および,平均選挙区サイズの期待値を,配分方式の偏りの尺度とした場合についての報告があった.

 

(2) 「無知のヴェールを使った定数配分と一票の重みに関する国際比較分析」
和田 淳一郎 (横浜市立大学)
"One-person one-vote, one-vote one-value"の原則を貫徹するために,個人間の公平にこだわった定数配分が取り上げられた.α-divergenceの最小化, KL divergenceの最小化,Stolarsky meanを閾値とする除数方式,更にはlogarithmic meanを閾値にする除数方式の採用について報告があった.また,世界各国のデータを使った一票の不平等の分析が行われた.

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  〔安全・安心・強靭な社会とOR

第17回

日 時

2016年2月5日(金) 15:00~18:00

場 所

政策研究大学院大学 4A
東京都港区六本木7-22-1

出席者

15名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「災害時の多機関の協働連携-危機管理シナリオのあり方-」
神藤 猛 (千葉大学)
既存の防災組織の相互連携の困難性とその原因を分析すると共に,組織の協働に必要な価値観の共有と目的の統一を主眼とした危機管理のシナリオ策定のあり方について議論が行われた.

 

(2) 「警備ゲームに係わる幾つかの話題」
宝崎隆祐 (防衛大学校)
警備問題におけるゲーム理論応用のねらいとネットワークを意識した施設警備から防空問題に到る,有害なエンティティの侵入阻止を目的としたORモデルの有用性に優れた解析及び評価手法が紹介され,活発な議論が行われた.

第16回

日 時

2015年11月30日(月) 15:00~18:00

場 所

政策研究大学院大学 4B
東京都港区六本木7-22-1

出席者

12名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「災害時専門職連携演習の概要と課題」
酒井郁子 (千葉大学), 吉富 望 (日本大学) 
陸上自衛隊の教育課程における演習及び医療系シミュレーション教育の基本的な考え方と最近の動向と課題が紹介された.特に災害時専門職連携演習のあり方について,防災関連の各機関の研究者からも活発な意見交換が行われた.

 

(2) 「地震・火山噴火災害への対処とOR」
東原紘道 (東京大学) 
2020年の首都圏問題を念頭に,ハザードの知見および地震対策を概観し,ORアプローチで鍵となる動的最適化の方法について,極めて高度な解析のタクティックスが論究された.またこれまでの部会報告のうち,関連する論題を取り上げて考察が加えられ活発な質疑応答が行われた.

第15回

日 時

2015年10月23日(金) 15:00~18:10

場 所

政策研究大学院大学 4B
東京都港区六本木7-22-1

出席者

16名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「捜索ゲーム-目標の初期状態が不明確な場合の取り扱い-」
松尾太平(防衛大学校)
無人機の運用等にも極めて有効な,逃げる目標とそれを発見しようとする捜索者間の捜索ゲームの精緻な解析がなされ,目標の初期状態が捜索者に不確実な場合の最適戦略について大変興味ある議論が行われた.

 

(2) 「非対称投票ゲームにおける配分交渉―国会へのエイベックスゲームの適用」
福田恵美子 (防衛大学校) 
エイペックスゲームにおける提携形成及び利得分配交渉について,Owen値を指標とした研究結果を概観し,一般の交渉モデルを踏まえ,より現実に即した2段階配分交渉モデルが提案された.中規模投票者を導入した準エイペックスゲームでの交渉の結果との意義深い比較・考察に,活発な質問が行われた.

 

(3) 「総力戦研究所の教訓:安全保障シンクタンク論の観点より」
阿久津博康 (防衛研究所) 
かつて満鉄調査部に次ぐシンクタンクとして知られた,総力戦研究所の活動を概観し,そこから導出される貴重な教訓を基に,現代の安全保障シンクタンクの在り方について示唆に富む,優れて実証的な報告に活発な議論が行われた.

第14回

日 時

2015年9月28日(月) 15:00~18:00

場 所

政策研究大学院大学 4B
東京都港区六本木7-22-1

出席者

15名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「オペレーションズリサーチ誌特集号について」
佐久間 大 (防衛大学校), 神藤 猛 (千葉大学)
オリンピックの安全・安心に対する強い要請と相俟って,危機管理の強靱な基盤を構築し,マスギャザーリング対処から大規模災害,サイバー攻撃,感染症に至る複雑で多様なインシデントへの実効ある対処とORの特集号について活発な議論が行われた.

 

(2) 「極端気象から身を守る」
小林文明 (防衛大学校)
ゲリラ豪雨や竜巻,猛暑など”極端気象”の実態と原因が紹介され,我が国が直面する自然災害のリスクが報告された.最新の気象レーダや地上稠密観測など,新たな観測的試みによる短時間予測(ナウキャスト)技術が紹介され,優れた考察に活発な質疑応答が行われた.

第13回

日 時

2015年7月13日(月) 15:00~18:00

場 所

政策研究大学院大学 4階A会議室
東京都港区六本木7-22-1

出席者

25名

テーマ
講 師
概 要

(1) “Continuous Delivery ~To Deliver Organizational Value~”
Allan Espinosa (楽天(株)) 
Software systems are getting more and more critical to an organization’s function. However, software delivery to customers gets delayed because of low quality and long development times. Espinosa gave an overview of continuous delivery and test-driven development, a software engineering technique designed to reduce the feedback loop of delivering high quality software. Speaker shared how the U.K. Digital Services achieved delivering software with high quality, low cost and fast release cycles from their original situation.

 

(2) 「電子戦研究動向~AOC総会参加報告~」
河東晴子 (三菱電機情報技術総合研究所)
国際的な電子戦の研究者と実践者の交流学会(協会)であるAOC (Association of Old Crows)の昨年度の年次国際シンポジウムの参加報告を通じて,米国・欧州他の最新の電子戦研究の動向が分析評価され,複雑な全貌を的確に捉えた高度な政策的・技術的スコープと相俟って活発な質疑応答が行われた.

第12回

日 時

2015年6月18日(木) 15:00~18:00

場 所

政策研究大学院大学 4階A会議室
東京都港区六本木7-22-1

出席者

15名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「危機管理のリーダーと多機関の協働連携-災害看護のモデリング&シミュレ
―ションの研究」
神藤 猛 (千葉大学)
組織横断型のリーダーを,単独の組織では解決出来ない問題解決を担う多機関協働の意思決定主体として,AI,ビッグテータ,IoTを活用した感染症の防護事例を対象に,IoT型社会におけるリーダーの在り方について議論が行われた.

 

(2) 「東條内閣の組織論的論考」
糠塚敦史 (日本防衛学会)
東條内閣及びそれを取り巻く時代の統治機構が,マトリックス組織と呼びうる構造を持っていたとする組織構造論の観点から分析が行われ,その意思決定の枠組みが制度上いかなる意義を持ち得たのかについて,活発な議論が行われた.

 

(3)「待ち行列における損失の評価方法」
佐久間 大 (防衛大学校)
待ち行列解析に関する最新のチュートリアルから,待ち行列の解析基礎論の深い堀下げに到るまで,待ち行列モデルにおける損失とは何か,損失が性能評価量に与える影響について,優れて透徹した解析が展開され活発な議論が行われた.

第11回

日 時

2015年5月14日(木) 15:00~18:00

場 所

政策研究大学院大学 4階A会議室
東京都港区六本木7-22-1

出席者

13名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「夏季最大電力需要の推定」
土谷 隆 (政策研究大学院大学)
最大電力需給の推定は,電力システムの運用や計画に関して重要な問題である.東京・関西の各電力の震災を挟む過去数年間の夏季最大電力需給について,震災前後で電力需給構造が大きく変化したことが示され,東京オリンピックを控え,今後の電力需給の在り方を深めた貴重な報告が行われた.

 

(2) 「脱境界化と情報セキュリティ管理の変化」
杉野 隆 (国士舘大学)
既存の情報セキュリティ管理は,自らの領域とその境界を明確にするスキームを前提としていた.インターネットの深化に伴い境界が流動化し,新たな情報セキュリティ管理が要請され,企業情報システムの安全・安心も変質している.最新の情報セキュリティについて活発な議論が行われた.

第10回

日 時

2015年4月24日(金) 15:20~19:00

場 所

政策研究大学院大学 4階B会議室
東京港区六本木7-22-1

出席者

18名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「国際法学における「地理情報(Geographical Knowledge)」の定義 ー国際法地理学の構築に関する研究序説ー」
門脇邦夫 (東洋大学)
国際法形成過程において「地理情報(geographical knowledge)」 が重要な役割と影響力を有してきた点を明らかにされ,我が国の国際法学界においてほとんど意識されてこなかった地理情報の評価について,GISを活用したOR上の論点も含めて活発な議論が行われた.

 

(2) 「ナース・スケジューリング」
池上敦子 (成蹊大学)
病棟ナースの勤務表作成では,看護の質を守るため,各時間帯に適切なスキルのナース数を確保するだけでなく,ナースの健康や社会的生活を考慮する必要がある.今日の医療負担増大に伴う重要な本最適化問題のモデル化から最新の高度な研究成果まで紹介され,極めて優れた内容に会場から活発な意見交換が行われた.

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  〔不確実性環境下の意思決定モデリング

部会URL

http://www.oit.ac.jp/or/

第5回

日 時

2015年12月12日(土)14:00~17:00

場 所

サムティフェイム新大阪 4階4F-G (大阪市淀川区西中島6-5-3)
http://fame.hey.ne.jp

出席者

22名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「農家負担や環境負荷の低減を目指したアグリサプライチェーンマネジメント」
蓮池 隆 (早稲田大学)
農業人口の減少や高齢化に伴う日本の農業衰退を防ぐためにも,農家負担を軽減することが必要となる.一方で,農産物の作り過ぎによる無駄な廃棄も未だ多く,環境負荷を低減も両立させるため,本発表では,農家-小売-消費者までの一貫したサプライチェーンマネジメントを数理的に考察され,農業の持続可能性についても言及された.

 

(2)「大学業務に対する最適化手法の適用 ~理想と現実~」
小出 武 (甲南大学)
ORとは何か,ORはどう役立つのかを分かりやすく伝えるため,複数研究室への学生配属や定期試験監督の配置など,大学での計画業務に対する最適化手法の適用に関する研究を行ってきた.実際にORが「使える」ことをユーザーに示すためには,モデルの構築や手法の提案以外にも多くの時間を費やす必要がある.本発表でこれまでの活動内容を紹介することで,ORの実用化について聴講者と活発な議論がなされた.

第4回 *3部会 合同研究会~確率モデルの新展開~
「確率モデルとその応用」研究部会 (第10回)
「信頼性」研究部会 (第10回)

日 時

2015年10月10日(土)12:00~19:30
(情報交換会 17:45~19:30)

場 所

名古屋工業大学 2号館C棟 2階0221(I1)教室 (研究会会場)

出席者

43名

主 催

「確率モデルとその応用」研究部会
「信頼性」研究部会 http://www.comp.sd.tmu.ac.jp/xiao/socialactivity/index.html
「不確実性環境下の意思決定モデリング」研究部会 http://www.oit.ac.jp/or/

協 賛

日本OR学会中部支部

実行委員会

実行委員長: 大鑄史男(名古屋工業大学)
実行委員: 穴太克則(芝浦工業大学), 笠原正治(奈良先端科学技術大学院大学), 土肥 正(広島大学),中西真悟(大阪工業大学), 堀口正之(神奈川大学),吉良知文(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所),肖霄(首都大学東京)
テーマ
講 師
概 要

(1) 「部分観測可能なマルコフ変調価格過程の下での償還付請求権の評価」
佐藤 公俊 (神奈川大学)
本発表では,条件付請求権としての派生証券の評価モデルの紹介がなされた.原金融資産の価格を規定する経済状態を実体経済から発せられるシグナルを観測することで推定し,資産の価格過程が示された.利得関数をコールタイプとプットタイプに分け,各タイプの問題における売り手と買い手の最適行使戦略を示すとともに,数値例が紹介された.

 

(2) 「Gilesのマルチレベル・モンテカルロ法を包含する一般化されたフレームワークによるオプション・プライシング」
乾 仁 (早稲田大学),穴太克則 (芝浦工業大学)
マルチレベル・モンテカルロ法(MLMC)はGiles(2008)において,従来のスタンダードなモンテカルロ法(SMC)と比較し,より少ない計算コストで同等精度の推定結果を得ることを目的として提案され,シミュレーション手法も紹介された.本発表では,GilesのオリジナルのMLMCを包含し,推定に使用する時間幅の種類に関してより一般化されたマルチレベル・モンテカルロ法(GMLMC)のフレームワークが提案された.数値例では,アメリカンスタイルのオプションのプライシングにGMLMCを適用した結果の考察がなされた.

 

(3) 「待ち時間制約がある単一窓口待ち行列の重負荷極限について」
佐久間 大 (防衛大学校)
多くの待ち行列において客がサービスを受け始めるまでに待てる時間には限界(待ち時間制約)がある.待ち時間制約は客の待ちの放棄を引き起こし,システム性能に与える影響は無視できない.ここでは単一窓口をもつ待ち行列について,システムが重負荷であると仮定した下で,仕事量過程の重負荷 極限の導出方法について解説が行われた.本講演は宮沢政清先生(東京理科大学)・小林正弘先生(東海大学)との共同研究である.

 

(4) 「ネットワーク価格安定化モデル」
木庭 淳 (兵庫県立大学)
ネットワークの各ノード上のエージェントが隣接ノードの商品を売買できる環境において,価格の均衡をモデル化が説明なされた.すなわちファンドと貨幣流通速度の積は価格と取引量の積に等しいというフィッシャー則に適合するよう各ノードで仮定すると,エージェントが売買を繰り返す過程で異なる価格がユニークな価格に収束することが示された.さらにネットワーク形状やノード数およびファンド注入点数がファンド分配に及ぼす影響を実験を通じて考察がなされた.なお,本講演は,三道弘明先生(大阪大学)・菊田健作先生(兵庫県立大学)との共同研究である.

 

(5) 「連続時間マルコフ連鎖における感度解析と信頼性評価への応用」
岡村寛之 (広島大学)
連続時間マルコフ連鎖はシステムの動的なふるまいを表す確率モデルとして信頼性をはじめ多くの分野で用いられている.一方,感度解析は環境の変化がシステムの性能に与える影響を定量的に分析する手法として,システム性能の最適設計などに用いられる.本講演では,連続時間マルコフ連鎖で与えられたモデルの感度解析に対する計算手法,およびそれを応用したコンポーネント重要度評価について紹介がなされた.

 

(6) 「稼働時間コストを考慮した部品の予防 修理・取替政策
中出康一 (名古屋工業大学)
部品の保全に関してはその部品の種類 に応じて様々な種類の問題がある.エンジン等の重要な部品が故障すると重大な事故を引き起こすため,故障前の適切な時点で修理し,または取り替える必要があることが指摘された.また,修理した部品を使用することで燃費等のコストが新品の部品と比べ増大することも示唆された.本発表ではこのような部品の修理・取替問題について,しきい値型修理・取替政策の最適性について議論するとともに,最適政策が持つ性質を数値例等を通して考察がなされた.

第3回 (国際数理科学協会「確率モデルと最適化」分科会研究会との共催)

日 時

2015年8月28日(金)13:00~17:30

場 所

大阪工業大学うめきたナレッジセンター
大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 ナレッジキャピタル タワーC9階
http://www.oit.ac.jp/umekita/

出席者

19名

テーマ
講 師
概 要

(1)「不確実性を考慮した最適立地問題の研究」
宇野剛史 (徳島大学)
施設を立地する意思決定者は,提供するサービスに対する需要予測や競合施設の立地予測などに含まれる不確実性を考慮する必要がある.不確実性は事象に含まれるランダム性および意思決定における評価のあいまい性に分類された.本講演では,これらの不確実性を共に扱った最適立地問題に対する研究成果について紹介があった.

 

(2)「待ち時間に制約のある複数サーバ待ち行列モデルの解析」
河西憲一 (群馬大学)
ある時間以内にサービスが開始されなければ客が途中離脱することがある.このような客はサービスを逸した客であり,その割合はサービスシステムの性能を測る指標となる.本講演ではこのようなサービスシステムを想定した待ち行列モデルの解析結果について述べられた.本講演は滝根哲哉先生(大阪大学)との共同研究である.

 

(3)「収益管理における最適価格の変動傾向とその要因」
佐藤公俊 (神奈川大学)
ダイナミックプライシング(DP)は陳腐化商品の販売において利益最大化のために有効な手法である.売れ行きに応じて価格は日々変動するが,その変動傾向はまだ十分に理解されていない.本発表では,競合他社の価格調整の時期が不確実な場合のDP モデルを定式化し,他社の価格戦略が価格推移の傾向に与える影響が示された.

 

(4)「情報伝達長を考慮した組織構造の関係追加モデル」
澤田 清 (流通科学大学)
木構造などで表される組織構造に対して紹介があり,組織全体の情報伝達効率を最大にするメンバー間の関係追加モデルが提案された.今回は,関係追加の情報伝達長を考慮したモデルを中心に報告された.

第2回

日 時

2015年6月13日(土)14:00~17:00

場 所

常翔学園大阪センター 301教室
大阪市北区梅田3-4-5 毎日インテシオ3F

出席者

26名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「信号処理技術に基づくネットワーク計測手法」
松田崇弘 (大阪大学)
信号処理理論はネットワーク計測の有効なアプローチであり,例えば,スパース性の仮定が自然である計測対象に対しては,圧縮センシングにより効率的なネットワーク計測を実現できることが解説された.本講演では,故障・異常検出手法やネットワークトモグラフィ等のネットワーク計測技術に関して,信号処理技術を用いた手法が紹介された.

 

(2) 「非凸離散最適化解法の金融工学やゲノム科学への応用」
仲川勇二 (関西大学)
すべてのデータは,多かれ少なかれノイズを含んでいる.この時,回帰分析で得られた残差二乗和最小値の係数が分析者にとって最善なものとは限らないことが指摘された.最善の分析結果を見つける方法について,インデックス連動ポートフォリオの作成やゲノムデータ(10031個のSNPs)の分析等への応用例を用いて紹介された.

第1回

日 時

2015年4月11日(土)14:00~17:00

場 所

常翔学園大阪センター 301教室
大阪市北区梅田3-4-5 毎日インテシオ3F

出席者

15名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「データセンターにおける電力消費量の評価:待ち行列理論的アプローチ」
Tuan Phung-Duc (東京工業大学)
大規模データセンターの省電力法としてサービス要求の変動に応じてサーバをONにしたりOFFにしたりする方法が提案された.ご講演ではこのようなデータセンターを起動時間のある複数サーバ待ち行列でモデル化されていた.さらに,そのモデルに対する効率的な解析法が提案されて,大規模データセンターの省電力効果の評価が説明された.

 

(2) 「小売店の在庫管理と消費者行動」
北條仁志 (大阪府立大学)
まず,消費者の小売店の選択においては販売価格,品揃え,目玉商品,サービスなど様々な要因について説明された. その後,小売業者の不確実な入荷量を考慮したホテリングモデルに基づく消費者行動の意思決定問題が提案された. さらに,小売業者の入荷量を考慮した上で算出される期待効用を用いて線的市場での購買行動の考察が述べられた.

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  〔待ち行列

部会URL

http://www.orsj.or.jp/queue/

第260回

日 時

2016年2月20日(土) 14:00~17:00

場 所

東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室

出席者

21名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「客の待ち時間に制約のある集団到着 M/G/1 待ち行列の解析」
井上文彰 (大阪大学)
本講演では,客の待ち時間のある集団到着型の単一待ち行列に対し同じ集団内で待ち時間制約長が同一および異なる場合における呼損率・系内仕事量および実待ち時間分布の導出法について述べられた.

 

(2) 「d次元反射型ランダムウォークの漸近解析の展望」
小林正弘 (東海大学)
本講演では,d次元反射型ランダムウォークにおける安定性の導出および漸近解析の可能性について述べられた.また,2次元反射型ランダムウォークでの解析に用いることが可能な手法についての紹介があり,これらがさらに高次元のモデルに適用可能であるかといった議論があった.

第259回

日 時

2015年12月19日(土) 14:00~17:00

場 所

東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室

出席者

20名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「Mathematical analysis of diffusion approximation of GI/G/1 queue」
本多泰理 (NTTネットワーク基盤研究所)
本講演では,GI/G/1待ち行列における拡散近似に対し,基本復帰境界条件を考慮した場合の解の導出法について述べられた.さらに,定常解の一意性および非負性が述べられた.


(2) 「レベル依存するM/G/1型マルコフ連鎖の特別なクラスに対する新解法」
滝根哲哉 (大阪大学)
本講演では,ある構造を持つレベル依存するM/G/1型マルコフ連鎖の定常解についての数値計算アルゴリズムおよびその誤差評価について述べられた.また,数値計算により提案アルゴリズムの特性が示された.

第258回

日 時

2015年11月21日(土)14:00~17:00

場 所

東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)1008号室

出席者

26名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「最適停止問題によるジョブ処理システム若化の解析」
町田文雄 (東京工業大学)
本講演では,ジョブ処理システムを純死滅過程にてモデル化を行い,最適ソフトウェア若化ポリシーを最適停止問題として定式化し導出した.

 

(2) 「独立確率過程の大数の強法則と流れが定める確率順位付け模型」
服部哲弥 (慶応義塾大学)
本講演では,Amazonのランキングが確率順位付け模型にて表現できることの紹介があった.また,単調関数値独立確率変数列に対する対数の強法則と完全収束について述べられた.

第257回

日 時

2015年10月17日(土)14:00~17:00

場 所

東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)1009号室

出席者

15名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「価格に依存した需要をもつ最適発注・価格付けモデルについて」
中出康一 (名古屋工業大学)
本講演では,販売価格に需要が依存する線形市場および平面市場の販売価格均衡モデルを考え,そのナッシュ均衡解について述べられた.また,数値例にてその特性が示された.

 

(2) “Exact Throughput Capacity Study on Aloha Mobile Ad Hoc Networks”
Yin Chen (Keio University)
本講演では,Alohaモバイル・アドホックネットワークのスループット解析を待ち行列モデルを用いて行った.また,シミュレーション実験との比較により,その解析結果の妥当性が示された.

第256回

日 時

2015年7月18日(土)14:00~17:00

場 所

東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室

出席者

21名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「半直線上の線形強化ランダムウォークについて」
竹居正登 (横浜国立大学)
本講演では,半直線上に推移する線形強化ランダムウォークについての説明があった.まず,Polyaの壺とランダムウォークの関係性が述べられ,対象となる線形強化ランダムウォークの再帰性に関する条件が示された.

 

(2) 「GI/G/1待ち行列の到着時点使用率と任意時点使用率の関係」
塩田茂雄 (千葉大学)
本講演では,GI/G/1待ち行列における到着時点と任意時点でのシステムの使用率の関係性が示された.特にサービス時間を指数分布としたときに満たす関係式に関する条件の緩和を行った.

第255回

日 時

2015年6月20日(土)14:00~17:00

場 所

東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室

出席者

18名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「待ち行列ネットワークの安定性について」
小沢利久 (駒澤大学)
本講演では,待ち行列システムの安定性の解析法である,second vector fieldによる方法と流体極限・流体モデルによる方法を紹介した.また,ある待ち行列ネットワークの例に対する安定性条件を導出した.

 

(2) 「Stein's method for diffusion approximations of many-server queues」
Anton Braverman(Cornell University)
本講演では,複数サーバの待ち行列システムに対する定常分布についてStein's methodを用いた拡散近似について述べた.また,数値例にて近似値の有効性が示された.

第254回

日 時

2015年5月16日(土)14:00~17:00

場 所

東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室

出席者

25名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「積分幾何の応用としての「被災しないネットワーク」設計法」
斎藤 洋 (NTTネットワーク基盤技術研究所)
本講演では,被災が発生する確率が最小となるネットワーク手法を積分幾何に基づき提案した.また,上記の提案方式の有効性をいくつかの数値例を元に示した.

 

(2) 「Newton の不等式を用いたオッズ問題の解析」
松井 知己 (東京工業大学),穴太 克則 (芝浦工業大学)
本講演では,Brussによって提唱されたオッズ問題に対し,その勝利確率を最大にする方法について議論した.特に,ここではNewtonの不等式を利用することで,その最適停止規則と勝利確率の下界が一般化された問題に対して導き出せることを示した.

第253回

日 時

2015年4月18日(土)14:00~17:00

場 所

東京工業大学 大岡山キャンパス 西8号館(W)809号室

出席者

28名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「客の離脱を伴う複数クラス先着順単一サーバ待ち行列の重負荷近似」
勝田敏之 (関西学院大学)
本講演では,客の離脱を伴う複数クラス先着順単一サーバ待ち行列に対し,各クラスの待ち行列長過程および仕事量過程の重負荷極限を求める手法について議論した.さらに定常分布の重負荷近似についても説明があった.

 

(2) 「航空機の搭乗問題からランダム行列へ」
白井朋之 (九州大学)
本講演では,飛行機搭乗問題を例に,これらを最も単純化したToy Modelを与え,それらとランダム行列等との関連性について述べられた.また,クエルナバカのバスの挙動に対する非衝突ポアソン過程によるモデル化についても説明があった.

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  〔最適化の基盤とフロンティア

部会URL

http://dopal.cs.uec.ac.jp/okamotoy/woo/

第5回

日 時

2016年1月9日 (土)13:30~18:00

場 所

東京理科大学 神楽坂キャンパス 3号館 5階 第1演習室

出席者

16名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「リーマン多様体上の最適化の最近の進展と共役勾配法について」
佐藤寛之 (東京理科大学 工学部 経営工学科)
ユークリッド空間におけるあるクラスの制約条件つき最適化問題に対するアプローチの一つとして,リーマン多様体上の最適化手法が近年盛んに研究されている.本講演では,最適化において必要となるリーマン幾何学の概念を簡単に導入した後,理論・応用の両面から最近の研究の動向を紹介する.また,応用研究においてよく用いられている最適化手法の一つとしてリーマン多様体上の共役勾配法を取り上げ,その収束性などについて理論的な側面から詳しく議論する.

 

(2) 「スパコンにとって「最適」とは何か? What does "optimal" mean for a
supercomputer?」
藤原一毅 (国立情報学研究所)
この講演では,未来のスーパーコンピュータの設計に立ち現れるさまざまな最適化問題を紹介し,その解法を皆さんと一緒に考えていきます.スーパーコンピュータは数万~十万個以上の計算ノードをネットワークで結合した巨大な分散システムです.プロセッサ単体の性能向上が頭打ちになり,プロセッサの数を増やして性能を稼ぐようになった現在,それらを繋ぐネットワークが隘路になりつつあります.本講演ではこのネットワークの設計に焦点を当て,主にグラフ理論の観点から,最適化問題としてのモデル化と求解の方法を議論したいと思います.出てくるのはグラフの次数/直径問題,グラフの埋め込み問題,二次割り当て問題,スケジューリング問題のような一見古典的な問題たちですが,どれも少しずつひねくれていて難しい問題ばかりです.次世代スーパーコンピュータをスマートに設計するために,ぜひオペレーションズリサーチの知見を注ぎ込んでください.皆さんのご参加をお待ちしております.

第4回

日 時

2015年11月28日 (土)13:30~18:00

場 所

東京理科大学 神楽坂キャンパス 3号館 5階 第1演習室

出席者

24名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「信号処理・画像処理における凸最適化」
小野峻佑 (東京工業大学像情報工学研究所)
近年,凸最適化技術の一種である近接分離最適化 (proximal splitting methods)
が様々な信号処理・画像処理問題に応用され,注目を集めている.本講演では,代表的な近接分離最適化手法をいくつか題材にし,その理論的背景と実際の応用事例を紹介する.

 

(2) 「制御分野に現れるリーマン多様体上の最適化問題」
佐藤一宏 (京都大学大学院情報学研究科)
制御の目的は適切な入力を加えて所望の出力を得ることである. 制御の分野では,その目的を達成する制御器の設計問題をある凸最適化問題に帰着させることがよくある.制御対象が小規模なシステムでは帰着した凸最適化問題を解くことで所望の制御器が得られるが, 大規模なシステムの場合には帰着した凸最適化問題が現実的な時間で解けないことがある. そこで大規模なシステムに対してはモデル低次元化を行い, 小規模なシステム に近似するということがよく行われる.本発表ではモデル低次元化問題がリーマン多様体上の最適化問題に帰着できることを解説し, 具体例を用いて既存法と発表者らの提案法の比較も行う.

第3回

日 時

2015年10月24日 (土)13:30~18:00

場 所

東京理科大学 神楽坂キャンパス 3号館 5階 第1演習室

出席者

33名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「グラフアルゴリズムを用いたスケジューリング」
今堀 慎治 (中央大学理工学部情報工学科)
スケジューリング問題は,古くから研究されてきた最適化問題であり,実社会の様々な場面で現れることから,実用的なアルゴリズムの開発が強く求められている.本発表では,生産スケジューリングとスポーツスケジューリング分野で生じた2つの最適化問題を取り扱う.基本的なグラフアルゴリズム(オイラー路,ハミルトン閉路,マッチング,グラフの分割など)を取り入れた近似アルゴリズムを紹介し,アルゴリズムの改良や今後の発展について議論する.

 

(2) 「複数のボトルネックをもつ通勤時刻選択均衡問題:無限次元相補性問題への定式化」
林 俊介 (東北大学大学院情報科学研究科)
通勤ラッシュにおける渋滞は世界中で依然深刻な問題であり,その本質的な原因を解明すべく様々な数理モデルが提案されている.その端緒となるのが,Vickreyの提唱した出発時刻選択均衡問題であり,単一のボトルネックのみを考慮したモデルに関してはこれまで多くの研究がなされてきた.一方,複数のボトルネックを考慮したモデルに関して
は,渋滞による旅行時間の伸縮が複雑に絡み合うため,これまでモデル化および解析が困難とされてきた.
本研究では,複数のボトルネックを考慮したコリドー型(直列型)道路網に対して,到着時刻をベースとした時刻座標系を新たに導入することにより,出発時刻選択均衡問題の均衡解を無限次元の相補性問題として定式化する.さらに,時刻を離散化し,相補性問題を有限近似することにより,均衡解の有する性質を解析的および実験的に調べる.

未来を担う若手研究者の集い2015

日 時

2015年5月 30日 (土),31日 (日)

場 所

筑波大学 筑波キャンパス 春日地区 春日講堂

出席者

127名

発表

一般講演 29件

 

特別講演 2件
(1) 「最適化とその周辺 ― 雑感 ―」
福島雅夫 (南山大学)
最適化の分野で主に理論的な研究に長年携わってきた立場から,これまで自らが心掛けてきたことや,特に最近感じることなどを思いつくままに話してみたい.

 

(2) 「ORをめぐる冒険:Part II」
山下 浩 (㈱NTTデータ数理システム)
ビジネスと研究に関して私のやってきたことを話せということですが,両方を上手くミックスするのは難しそうなので,ビジネス周りのことをメインにお話します.何を目指して,何がどうしてこうなったか,最適化~OR~数理科学の応用,その経緯などについてお話したいと思います.

表彰

本研究集会の中で,以下の通り表彰が行われました.

 

最優秀発表賞[2 件]
(1) 伊藤勝(東京工業大学大学院情報理工学研究科数理・計算科学専攻)
「凸最適化問題に対するヘルダー条件のもとでの最適な劣勾配アルゴリズムの提案」
(2) 岩政勇仁(東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻)
“On k-Submodular Relaxation”

 

優秀発表賞[6 件]
(1) 難波博之(東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻)
「holographic アルゴリズムの最適化問題への応用に向けて」
(2) 豊岡祥(東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻)
“Finding a Shortest Non-Zero Path in Group-Labeled Graphs”
(3) 伊藤直紀(東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻)
「簡素な制約を持つ凸最適化問題の解法とその応用」
(4) 吉川和(東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻)
「ホーン規則による反マトロイドの表現と教育システム設計への応用」
(5) 白髪丈晴(九州大学大学院システム情報科学府情報学専攻)
「一般グラフ上での局所多数決モデルの解析」
(6) 田中貴大(東京農工大学大学院情報工学専攻)
「総当りリーグ戦における公平なホームアウェイ割り当ての構築」

第2回

日 時

2015年4月25日(土)13:30~18:00

場 所

東京理科大学 神楽坂キャンパス 3号館 5階 第1演習室

出席者

29名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「非線形共役勾配法の最近の進展について」
成島康史 (横浜国立大学)
無制約最適化問題に対する反復法の一つである非線形共役勾配法は,1952年にHestenes and Stiefelによって提案された連立方程式を解くための(線形)共役勾配法に端を発する数値解法で,古くから研究が行われてきた.特に,近年は行列を保存する必要がないという理由から大規模な無制約最適化問題に対する数値解法として再度,注目を集
めている.本発表では近年の非線形共役勾配法の進展の一部を紹介するとともに今後の発展について議論する.

 

(2) 「符号理論における最適化技術の応用」
和田山 正 (名古屋工業大学)
近年,線形計画法などの最適化の考え方に基づく誤り訂正符号の復号法が登場し,符号理論研究者の注目を集めている.本講演では,符号理論における最適化技術の応用に関する研究の最近の流れを紹介するとともに,著者の提案した凸計画問題に基づく復号法や勾配法に基づくビットフリップ型復号法,置換符号に対する線形計画復号法などについて解説する.

第1回

日 時

2015年3月28日(土)14:00~18:00

場 所

東京理科大学 神楽坂キャンパス 3号館 5階 第1演習室

出席者

37名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「Coordinate Descent法について」
山下信雄 (京都大学)
Coordinate Descent 法 (CD法) は連立一次方程式に対するガウス・ザイデル法を数理最適化問題に拡張した手法である.1950年代より研究されている古典的な手法ではあるが,収束が遅く,最近の教科書には出てこないため,大学の授業で教えることはない.しかしながら,近年,機械学習や圧縮センシングなどの分野で,勾配法でも扱えないような大規模な問題が出現し,そのような問題の解法として再び注目を集めている.また,単体法や混合分布に対するEMアルゴリズムなど,CD法の名前こそ陽には現れないが,本質的にはCD法とみなせる手法が実際に使われている.そこで,本講演では,CD法のおさらいをするとともに,CD法の最近の研究の進展,特にその収束性と応用について,講演者が知っていることと考えていることをお話しする.

 

(2) 「有向木詰め込みに関する最大最小定理」
小林佑輔 (東京大学)
有向木詰め込みに関する Edmonds の定理は,互いに辺を共有しない有向木の最大個数がある種の最小カット値と等しいことを示すものである.この最大最小定理は組合せ最適化における古典的かつ重要な結果であり,近年では様々な拡張が研究されている.本講演では,有向木詰め込みに関するこれら一連の研究について紹介した後,さらなる拡張に関する講演者らの成果について紹介する.なお,講演内容の一部は Kristof Berczi 氏,Tamas Kiraly氏との共同研究に基づくものである.

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  〔OR普及のためのモティベーション教育

第13回

日 時

2016年2月13日(土)15:00~17:00

場 所

小樽商科大学札幌サテライト(札幌市北5西5 Sapporo55ビル)

出席者

10名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「医工連携・国際共同研究の取り組みと今後の展望(1) -認知機能評価のためのシステム開発と利用-」
大柳俊夫 (札幌医科大学)
医工連携ならびに国際共同研究の実現は,21世紀の大学の大きな課題と考えられる.講演者の研究グループでは,1997年からカナダアルバータ大学作業療法学科との共同研究に従事しており,現在もその活動を継続している.本講演では,今年度からアルバータ大学とスタートした認知機能評価のプロジェクトを紹介し,医工連携と国際共同研究を成功させるための要因とこれらのプロジェクトにおけるOR活用の可能性を考察した.

 

(2) 「医工連携・国際共同研究の取り組みと今後の展望(2) -小児リハビリテーションのためのKinect太極拳ゲーム-」
後藤幸枝 (札幌医科大学大学院)
小児リハビリテーションでは,発達障害児を対象にWiiFit等の市販ゲームを利用しバランス機能や協調運動改善を目標とした介入を行っている.本講演では,昨年3ヶ月間カナダアルバータ大作業療法学科に短期留学し,その間に同大コンピュータサイエンス学科との共同研究である小児リハビリテーションのためのKinect太極拳ゲームプロジェクトを紹介した.プロジェクトの計画から開発までの一連のプロセスと,現在までの成果や今後の研究展望を報告した.

 

(3) 「OR普及のためのモティベーション教育」研究部会の3年間の活動報告」
大堀隆文 (北海道科学大学)
「OR普及のためのモティベーション教育」研究部会では道内OR研究者が中心となりOR普及の教育研究に焦点を絞り,ORに興味を持ってもらう仕掛け,モチベーションについて様々な立場から講演を頂いた.講演や議論を通して,OR普及のためには,他分野の研究者との連携,例題課題の精査,教育技法の開発が有望であることが議論された.本講演では,研究部会の3年間の講演,議論,提案をまとめ,OR教育の今後の展望と方向性を考察した.

第12回

日 時

2016年1月22日(金)18:30~20:30

場 所

小樽商科大学札幌サテライト (札幌市中央区北5条西5丁目7)

出席者

14名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「医薬品卸における物流システムとそのオペレーションについて」
向村茂徳 (株式会社モロオ)
医薬品の卸売り会社であるモロオは,設立当初から物流業務の高品質化に取り組み,必要なときに必要な医薬品を必要な数だけ迅速・正確に提供できる体制を構築している.正確さを特に重要視し,人と機械システムの連携により実現している.本講演では,モロオの医薬品卸の物流システムとオペレーションの事例を紹介していただき,これらのシステムにおけるOR適用の可能性を提案された.

(2) 「診療情報ビックデータの利活用による診療への応用について」
広田健一 (札幌医科大学)
医療健康分野におけるビッグデータ活用の重要性が強く唱えられている.日々生産される膨大な診療情報やゲノム情報などをビッグデータとして活用することにより,人類の健康や寿命を著しく改善していくことが期待される.本講演では,札幌医大における診療情報ビックデータの利活用による診療への応用可能性について述べた.

第11回

日 時

2015年6月16日(火)18:00~20:00

場 所

小樽商科大学札幌サテライト (札幌市中央区北5条西5丁目7)

出席者

11名

テーマ
講 師
概 要

(1) 「知ってもらおうOR~まずは名前から~」
金子美博(岐阜大学)
金子先生は「知ってもらおうOR~まずは名前から~」と題して中部支部長の立場からОR普及の様々な試みを紹介いただきました.ソフトウェアに比べORの知名度は圧倒的に低い現状を鑑み,「オペレーションズリサーチ」あるいは「OR」の知名度を向上させることに力を注いできました.具体的には自身の研究発表でのOR論文引用だけでなく,「OR」の名の授業担当(大学講義や高校の出前授業)や大学祭展示による学会の宣伝など,ORの知名度向上の試みを紹介されました.

 

(2) 「包絡分析法(DEA)を適用した新たな地域公共交通の評価について」
東本靖史 (日本データサービス㈱)
東本先生は「包絡分析法(DEA)を適用した新たな地域公共交通の評価について」と題して,バス業界の様々な問題を指摘されDEAを用いてバス評価を行う意義について語られました.特に苫小牧市の市営バスの利用者減の問題に対して,各路線の沿線状況や集客性などの運行特性を効率性の観点から明らかにするために包絡分析法(DEA)により「路線配置効率」と「運行効率」を相対的に比較評価しました.

第10回

日 時

2015年3月9日(月)18:00~19:00

場 所

小樽商科大学札幌サテライト (札幌市中央区北5条西5丁目7)

出席者

5名

テーマ
講 師
概 要

「情報システムアーキテクチャとビジネスモデル」
平山正治 (大阪工業大学)
今日,様々な形態の情報システムが日常生活,オフィス,産業現場等のあらゆる領域に組み込まれているが,更なる高度化,複雑化,グローバル化,ネットワーク化の傾向は顕著である.このような情報ネットワーク社会に向けて,デバイス技術,組込みシステム技術,知識処理技術,ネットワーク技術,システム分析・シミュレーション技術等の広範な情報処理技術を駆使して,実社会に受け入れられる情報システムの実現を目指している.このためには,情報処理技術も重要であるが,その技術によって提供されるサービスや効率化される業務,即ち,“仕事”そのものに対する理解や,それに携わる“人”に対する配慮がより重要になると思われる.

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研究発表会
2021 年春季研究発表会
開催終了しました。
日程:2021/
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場所:東 京工業大学
(オ ンライン開催)
2021 年秋季研究発表会
日程:2021/
9/16(水)~17(金)
場所:九 州大学
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